短波帯オールバンド・オールモード+SDR トランシーバー DX-SR9

アナログとSDR、ハイブリッドが新しい。

DX-SR9J/100Wタイプ 
DX-SR9M/50Wタイプ
価格は共にオープンです。販売店にお問い合わせください。

本製品は材料調達の都合により、2022年に生産を終了しました。
  • SDR運用が可能データと音声、両方のVOX回路を搭載してパソコンによるSSTVやPSK31などのサードパーティ製データ通信ソフトに即応。最大の特徴、簡単な接続ケーブルでパソコンと接続、フリーウエアのソフトを使って運用するSDRモードは本体に搭載されていないスペアナ機能、任意の幅に設定できるDSP処理のナローフィルタ、帯域録音などを可能にします。
    注:CWモードの送信は実用的ではありません。適合するキーヤーが無いためです。

    【SDR運用に必要なPCスペック】
    ■OS Windows 7,10で検証済 ■CPU Intel Core i5 2.4GHz または相当品以上 ■メモリ 2GByte 以上 ■表示 解像度1024x768pixel、色32bit以上 ■サウンド48kHz/16bitサンプルでステレオ録音及びステレオ再生が必要(Creative社製 Sound Blasterシリーズにて動作確認済) ■マウス センターホイール付き、高速スクロール機能が搭載されているものを推奨 ■マイクとスピーカーもSDR運用時はパソコンのものを使います。特にマイクは良質なものをお使いにならないと変調音が悪くなります。
     
  • フロントパネル・セパレーションセパレートタイプですから、モービル運用にも便利。スピーカーとマイクコネクターはフロント側に搭載しているので、EDS-17(5m)を装着するだけの手軽さです。
  • 操作性に優れたボタン・レイアウト直感的に操作できるボリューム/スケルチ/RIT/IFシフトの独立ノブ、大きな液晶、周波数入力など、よく使う機能に直接アクセスできるキーパッドやフロントパネルに付属するスピーカーなど、使いやすい操作性を実現しました。
  • 電子キーにも対応。本格的CW運用機能フルブレークイン機能に加え、キーイングスピードに応じ自動的にディレータイムが追従するするオートモードと、7段階のディレータイムが選べるセミブレークイン機能を搭載。また、好みのサイドトーン周波数に連動して受信ピッチを自動設定できる受信ピッチ可変機能を内蔵しました。
    注:SDR運用時、CWはマウスなどPC接続機器で行います。PC接続用キーヤーは弊社のオプションにはありません。また、高速のキーイングではPCと無線機間で送受信の切り替え信号のやりとりが追い付かなくなるため、フルブレークイン機能はありません。
  • 混信・ノイズに威力、万全の混信除去機能受信周波数を動かすことなく、近接した混信を受信帯域外へ排除するΔIF(デルタIF)機能。CW、SSBの各モードに目的信号だけを確実に捉える専用のセラミック・ナローフィルターを標準装備しました。
  • さらに便利な機能の数々長波から短波帯をカバーするゼネラルカバレッジ受信 / 運用設定まで記憶、アルファニューメリック表示も可能な600chのメモリー / 多彩なスキャン、タイムモードではスケルチ開放でも動作 / トークパワーをアップするスピーチコンプレッサー/ RIT/TXITとRFゲイン調整 / ダイヤル&キーロック / 液晶ディマー / A/BデュアルVFO / スプリット運用 / メモリー→VFO転送機能 / チルトアップスタンド付き / リニアアンプ用端子(ALC&リレー) / 3段階の送信出力切替 / CTCSSエンコード付きで29MHz FMレピーター対応

【保証確認に関するご注意】
本製品は新スプリアス規格に適合し、日本のアマチュア無線バンドプランに準拠する無線機ですが、輸出用がメインのため、日本の技術基準適合は取得しておりません。アマチュア無線局免許の申請にはJARDまたはTSS株式会社の基本保証を受けていただく必要があります。総合通信局に提出する「送信機系統図」は取扱説明書の巻末に掲載されています。

JARDでは新スプリアス規格に適合した送信機として、スプリアス確認保証可能機器リストにも掲載されています。以下、JARD(日本アマチュア無線振興協会)の保証についてご案内します。

*新規開局申請:基本保証を申請してください。既にJARDで新スプリアス規格の無線機として確認されており、「スプリアス確認保証」は不要です。

*変更申請(増設又は取り換え):基本保証を申請してください。「スプリアス確認保証」は不要です。

*更新申請:免許更新時も、既に基本保証により新スプリアス規格の無線機として保証された無線機は継続してお使いになれます。再免許申請は免許失効の1年前から1か月前までに行います(推奨のタイミングは3か月前程度)。「スプリアス確認保証」は不要です。

*総務省総合通信局宛ての書類とJARD宛て開設保証願い書は、それぞれの書き方ガイドを参照して正しく記載してください。送信機の名称は正確にDX-SR9M(50W、3アマ以上)、DX-SR9J(100W、2アマ以上)と記載します。技適番号欄は記載不要で、「保証対象」欄にチェックを入れます。書類の書き方でご不明な点があれば、それぞれの問い合わせ窓口にお尋ねください。

*技適機種ではないので、総合通信局宛ての申請書類には「送信機系統図」の添付が必要です。DX-SR9説明書の巻末にある「送信機系統図」を申請内容に整合するよう修正して、コピーを添付してください。

FEATURES

DX-SR9 SDRソフトウエア KG-TRX

* KG-TRXはこちらから無償でダウンロードができます。詳しい説明書も同梱されています。

DX-SR9 Clone Utility

本プログラムはフリーソフトであり、いかなる保証もしておりません。プログラムをご利用になることで発生したハードウエア・他のソフトウエアやデータへのダメージなどは一切補償致しかねますので、ご了承下さい。本プログラムの著作権はアルインコ(株)が所有しますが、商業利用を目的としない限りご自由にお使いいただけます。
「DX-SR9 Clone Utility」はオプションのERW-7を使ってDX-SR9とパソコンを接続することでお使いになれます。(旧製品のERW-4Cは動作保証対象外です。)

主な機能:

・設定デフォルト値のカスタマイズ
・セットモードパラメータのカスタマイズ
・メモリ周波数データの編集
・初期設定のメモリーバンクのパーティションを最大50までに変更
・編集した上記データの保存・書き換え
・他のDX-SR9へのクローン

ご注意

* 当ソフトはWindows 7(32/64)とWindows 8での動作確認を行っております。共に管理者権限でインストールを行ってください。

バグのご連絡はこちらで承ります。
尚、お手数ですがバグの連絡を頂く前に、お使いのユーティリティが最新のバージョンであることをご確認ください。ソフトの使い方などをお尋ね頂いてもお返事は致しかねます。まずソフトの内容をインストールしてご覧のうえ、お使い頂けそうであれば接続ケーブルをお求め下さい。
* 当ソフトは全てのファームウエアバージョンでお使いになれます。 Version1.02以降では、メモリーチャンネルに個別のCTCSSエンコードトーンを設定できるようになります。1.02以下のファームでお使いになると、トーン設定の値は無視され、セットモードのトーンに選択されているトーンを送出するかしないか、として動作します。ファームウエアの更新はこちらをご覧ください。
* 弊社では、お客様のご依頼のデータを編集・書き込みすることは一切行っておりません。
*更新の場合、古いバージョンのソフトウエアをアンインストールしてから新しいバージョンをインストールしてください。

ソフトウエアに関する説明(PDF/97KB)

上記に同意してDX-SR9 Clone Utilityをダウンロードします。(Ver. 1.00.00/1.97MB ZIP)

お断りとご注意

* DX-SR9は輸出を中心に開発された製品です。J/Mバージョンは日本のアマチュア無線バンドに適合させており、保証認定を受けて運用できますが、技術基準適合品ではありません。和文の詳細取扱い説明書は付属します。
* 20W仕様はありません。20Wへの改造はできません 
* 保証認定申請書の書き方見本と送信機系統図は説明書の付録に記載されています。
* なお、PSK/MT63/WSPRの諸元について修正がございます。こちらをご覧ください。

PC接続ケーブル【オプション】

*PC接続ケーブル 
品番:ERW-7
詳しくはこちらをご参照ください。

【ご注意】
SDR運用時、フロントパネルの外部スピーカー端子にモノラルミニプラグの外部スピーカーを接続されていると、リアパネルのポートに接続したERW-7が動作しません。SDR運用時にはパソコンにつないだスピーカーが鳴るため、外部スピーカーは不要なのでプラグを抜いていただくか、こちらのように3.5mmφのステレオプラグに結線しなおしてお使いください。

セパレートキット【オプション】

○フロントセパレートキット
品番:EDS-17 (5m)
仕様:ケーブル5mとブラケット、カバーのセット
\7,040(\6,400)

モービル用ハンドマイク【スペア】

○ダイナミックマイクロホン
品番:EMS-64
仕様:8ピン 
\4,400(\4,000) 
備考:本体に付属

*総合カタログ DX-SR9のページに記載のスペア部品価格が税別になっています。次回の増刷時に改版します。お詫びして訂正します。

メカニカルフィルタ用子基板【オプション】

品番:EJ-59U
\2,530(\2,300) 

標準装備のセラミックフィルタを、コリンズのメカニカルフィルタに換装するための子基板です。はんだごてを使う改造と、部品を自分で入手する必要があります。フィルタをご用意いただけば、弊社サービスセンターで取り付け作業を致します。(有料)
詳細はこちらをご覧ください。
 

SPEC

DX-SR9
外形寸法(突起物含ず) 240W×94H×255Dmm
重 量 (約) 約4.1kg
送信出力  ・SSB,CW,FM 100W/10W/ 約1W ( M 50W/10W/ 約1W )
・AM               40W/4W/ 約0.4W  ( M 20W/4W/ 約0.4W)
変調方式  SSB 平衡変調/ AM 低電力変調/ FM リアクタンス変調
最大周波数偏移 ±2.5kHz
不要輻射強度 -50dB以下
マイクロフォンインピーダンス 300Ω
受信方式 ダブルスーパーヘテロダイン / トリプルスーパーヘテロダイン(FM)
中間周波数 1st:71.75MHz / 2nd:455kHz
受信感度 (12dB SINAD) ・SSB,CW (S/N 10dB):0.135 ~ 1.8MHz 0dBuV(1uV)、1.8MHz ~ 30MHz -12dBuV(0.25uV)
・AM (1kHz 30%MOd SN10dB):0.135 ~ 1.8MHz 20dBuV(10uV)、1.8MHz ~ 30MHz 6dBuV(2uV)
・FM (3.5kHz dEV SINAD 12dB):28 ~ 30MHz -6dBuV(0.25uV)
スプリアス妨害比 70dB以上
低周波出力(10%歪) 2W以上(8Ω負荷)
RIT可変範囲 ±1.2KHz