【修理】古い製品の修理は、いつまでできるの?古いアクセサリーの在庫はありますか?

  • 販売時に保証書を添付している製品については、営業出荷を終了した時点から最低5年間は製品をお使いいただけるよう、修理とパーツのアフターサービスをご提供しております。

    この保証は弊社サービスセンターで行う修理にのみ有効で、設計部門が適切と認める代用部品を使用する場合も含みます。このため修理技術上・部品保守上の問題から、サービスセンターで修理は承っても修理部品の販売はお断りする場合がございます。

    電池関連など、これが無いと本体を使えなくなるようなアクセサリーについては、アクセサリー品番では販売を終了していても、保守期間内はサービスセンターで部品として最低限のスペアを保存しています。このため、色や形がオリジナルと異なる物、化粧箱に入っていない物、バッテリーパックの場合は電圧や電流容量がお使いのタイプと異なるものや乾電池ケースをお勧めする事が有ります。また、アンテナやマイク類は使用可能な専業メーカー製品のご案内をもって保守に替えさせて頂く場合もございます。延長ケーブル、内蔵追加基板、ソフトケースのような「無くても最低限の機能は使える」アクセサリーは保守の対象外とさせて頂いております。現行品として販売されている期間中にお求めください。

    上記の部品保守期間内であっても、災害、在庫中の品質変化や劣化、部品メーカーの責に係る事情など、不測・不可抗力による損失・入手不可となる事態が起こった場合はやむを得ず保守・修理ができなくなることがありますのでご理解の程お願い申し上げます。またバッテリーパックはメンテナンスをしていても電池の性質上、長期間在庫すると必ず劣化するため在庫に限りが有ります。

    保証書付き新品であっても弊社の営業出荷終了後上記の期間が経過したものは、補修部品の払底などから有償であってもアフターサービスができないものがありますので在庫処分品などの購入時はご注意ください。尚、旧製品の修理は対応可能な技術員が限定される、部品調達や修理作業に時間が掛かる場合がある等の事情から通常より長時間かかることがあります。

    弊社では、ほとんど全ての製品について事実上は上記の期限を超えて可能な限りのメンテナンスを行っており、今後もそのように努める所存です。旧製品の保守・修理についてのご質問はお問い合わせフォームにて承ります。

【無線機全般】アルインコの無線機に乾電池型の充電池は使えますか?

  • 【ご注意】
     この項目は本当にひんぱんにお客様からお尋ねを頂くために掲載しておりますが、社外品電池の使用をお客様にお勧めするためのものではありません。社外品をご使用になって起こる一切の不具合は保証の対象外とさせていただいておりますので、予めご了承ください。「ニッケル水素電池 正しい使い方」から検索すると、大手電池メーカーの、参考になるFAQなどがヒットしますので合わせてお読みください。


    【重要なご注意】
    本章はニッケル水素充電池(定格初期電圧1.2V)について説明しています。初期電圧が高いLi-ionタイプの単三形充電池はお使いにならないでください。初期電圧が高いため、故障の原因となります。
    ※昨今、Li-Ion乾電池、充電池に対応する機種も製品化しており、それらには説明書の電池に関する注意文に「使用可能」と明記しています。


     大手電池メーカーの充電式ニッケル水素単三電池(1.2Vタイプ、以下「電池」)は、電気的には弊社製特定小電力無線機とハンディ型受信機の多くでお使いになれます。但し、ニッケル水素電池をサポートしない機種では使用時間が極端に短くなる、減電池表示が正確に出ない等の不具合が出ます。また、注意しないと液漏れ、発熱や破裂など重大な事故に発展する可能性があり、このような電池をお使いになっての故障は保証対象外とさせていただいております。また、電池パックを作るための部品としての充電池が部品店で売られていますが、寸法がわずかに違うなどの問題があるため使えません。

    1:必ず電池はその電池メーカーが推奨する専用充電器で充電してください。弊社純正の充電器で社外品電池を充電しないでください。正しく充電できないだけでなく、故障や事故の原因になります。

    2:1号機にはこのペア、2号機はこのペアと電池にマーキングするなどして、必ず新品状態から、同じブランド、種類、容量の電池を常に同じ状態で充電してお使いください。異なる電池を混ぜて使うと劣化状態や電池残量のバランスが崩れてしまい、発熱・液漏れ・破裂の原因となります。全ての電池や電池を使う電気製品で「ブランド違いや新旧の電池を混ぜて使うな」的な注意書きがされているのはこのためです。

    3:単三アルカリ乾電池かLi-ionバッテリーパックのみをサポートする機種に電池を使うと減電池表示が不正確になります。(すぐに減電池表示が出ることがありますが、誤表示するだけで故障の原因にはなりません。機種によっては使用時間は短くなります。)ニッケル水素充電池を採用する機種は、電池設定でニッケル水素(Ni-MH)を選択すれば表示は正確に出ます。

    完全に放電した電池(過放電)は充電しにくくなるなど不具合が起きます。減電池表示が出たら充電されることをお勧めします。数日でもお使いにならないときは、無線機から電池を抜いて保管してください。待機電流で電池が過放電するのを防ぐためです。逆に、ちょっと使ってすぐ充電、も過充電から劣化を促進します。

    電池1本で使用する機種はコンパクトに作るために充電端子の当て方を工夫しており、一般の電池は充電できません。専用のEBP-179をお使いください。国内の大手電池メーカーから供給を受けている高級セルを使用しており、信頼性や性能は市販の電池と同等です。※本項目は社外品電池をこれらの機種に入れて「充電できない」とお問い合わせ頂くことが非常に多いため掲載しています。社外品電池を弊社製充電器で充電することはおやめください。

    アマチュア無線機やデジタルトランシーバー、レシーバーは電力消費が特小トランシーバーよりはるかに大きいため、お使いになれません。

【無線機全般】アルインコの無線機にリチウムイオン乾電池は使えますか?

  • 現行製品のほとんどのトランシーバーでお使いになれますが、下記の機種にはお使いになれません。これらはLi-ion乾電池の初期電圧(1本あたり1.8V)が印加されると内部部品を壊す恐れがあります。弊社では乾電池は1.5V定格のアルカリ乾電池を標準にしています。このためリチウムイオン乾電池や乾電池型ニッケル水素充電池のように1.5V定格でないものやマンガン乾電池は、壊れはしなくても減電池表示が不正確になる、短時間で使用できなくなる、等の不都合が出る機種があります。指定以外の電池の使用は製品保証の対象外となりますのでご注意ください。

    【お使いになれない機種】
    特小無線:
    ・DJ-PB20シリーズ全機種
    ・DJ-CH3
    ・生産終了品で単三乾電池3本が使用できるもの

    作業連絡用無線:
    ・DJ-M1R

    ハンディ受信機:
    全機種

    ※直近の機種には説明書にリチウムイオン乾電池、充電池の使用の可否を明示しています。本項はLi-Ion乾電池、充電池の使用をお勧めするためのものではありません。

【受信機】放送以外に何も聞こえませんが故障でしょうか?

  • FMやAM放送の音声がはっきり聞こえていれば、故障の可能性はとても低いものです。

    魚釣りで、道具以外に釣場の情報とそれを理解するための最低限の専門用語の知識を持っていないと獲物が釣れないのと同じで、通信の受信は目的の信号とそれに関する知識を持っていないと何も聞こえません。周波数と電波型式、チャンネルステップは通信受信に必須の情報です。インターネットで「(盗聴電波や航空などジャンル名)、周波数」のようなキーワードで検索すれば、たくさんの情報を得られます。弊社のレシーバーにはチャンネルが変わる幅のチャンネルステップや電波形式の標準的なものが自動で設定されるものと、あえてそれらをすべて手動で行う上級ユーザー向けがあります。

    通信は放送と違い、通信が必要なときにしか電波を出しませんし、なるべく広い地域で聞いてもらえるように工夫する放送の設備とは反対に、「必要な通話ができる最小限度」の設備が優先されます。また、電波伝搬上の理由で、例えば航空無線であれば遠くでも聞こえるのは飛行中に使うチャンネルだけで、管制の信号を聞くためには空港の近くに行く必要があり、なおかつフライトのある時間帯に限られます(地方の空港は便数が少ないです)。短波や中波では時間や季節で通信距離が変わります(AM放送は夜になると遠くの局が聞こえることはご経験があると思います)。盗聴電波にしても、そこらじゅうに仕掛けられていて簡単に受信ができると勘違いされる方が居られますが、普通の街中ではめったに受信できるものではありませんし、携帯電話や警察・消防救急・自衛隊など公安関連もごく一部の例外を除いてデジタル化され、市販の無線機では一切聞くことができません。

    「ラジオ放送は聴けるが、本当に故障していないのかな?」と気になる方は、以下をお試しください。
    *意図せず設定したアッテネータやアンテナ切り替え設定などをもとに戻すため、リセットをかける。このとき、必ず説明書を読んでメモリー保護機能が有効になっていることを確認するか、パートリセットを選ぶ(保護が外れていたり、オールリセットをかけたりするとメモリーチャンネルが全て消去され、自分では復元できなくなります)
    *リセットするとVFOモードで起動するので、そのままダイヤルや数字キーで131.450(MHz)に周波数を合わせる。AMモードになることを確認する。(日本では131.250MHzも使われます。チャンネルを切り替えてお試しください。)
    *ボリュームレベルとスケルチレベルを調整する。
    *AM10時頃からPM8時頃までの飛行機が多く飛ぶ時間帯に屋外に出て受信、「ピギャ、ピ~ギャギャ」と断続的に短いバースト音が聞こえたら無線機とアンテナは正常です。このピギャピギャ音は飛行中の民間航空機が落とす位置情報などを含んだ航空無線のデータ信号で、飛行機が飛んでいる時間なら百キロ単位で離れた場所からでも受信でき、音声より頻繁に信号が出ていることから無線機に異常がないかどうかをチェックする格好の目安になります。これが受かれば、飛んでいる飛行機のパイロットが地上に自分の位置や高度を連絡する「航空路管制」が受信できる可能性が高いです。「航空路管制 ACC 周波数」で検索、自分の受信場所に近い「**セクター」の「主要波チャンネル」をいくつかピックアップして待ち受けしてみてください。

    ハード面の改善では、「アンテナ」の一言に尽きます。標準のホイップアンテナや内蔵アンテナは、なるべくいろいろなバンドを聞こえ易くするために工夫がしてありますが、通信量の少ない地方や都会のビルの谷間にお住まいなど、電波が捉えにくい場合は、屋外に立てた外部アンテナを接続するだけで大きな効果があります。高性能なホイップアンテナに代えても効果がない、とおっしゃる方がおられますが、いくら良いアンテナでも室内で使っては思うほど改善はしません。クリップ式のアンテナマウント(アンテナメーカーから各種発売されています)にそのアンテナを取り付けて、窓枠に挟んでエレメントを外に出すだけでも効果が感じられるはずです。さらにディスコーンと呼ばれる屋外設置型の広帯域受信用アンテナを条件よく設置すれば一層効果的でしょう。受信用アンテナとケーブル、設置用金具は専業メーカーからバラエティ豊かに発売されていますので、無線機販売店にご相談ください。

【無線機全般】使い方が分かりません!

  • まず取扱説明書を初めから読みながら製品に慣れてください。 専門用語などが使われているので初めは分かりずらいのですが、説明書に合わせてボタンを押したり表示を眺めたりするだけでも、少しずつ意味が分かるようになる場合が多いものです。また、例えばセットモードのように共通の操作が多ページに渡る場合、入り方は冒頭ページのみで説明しているため個別の項目説明を見てもわからないことがあります。必ず一度最初から最後まで通してお読みください。

    操作が分からなくなった場合は「リセット」操作をして工場出荷時の状態に戻してください。リセットは、機種によっては機能だけを初期状態に戻すシステムリセット(又はパートリセット)と、メモリー周波数なども全て消してしまうオールリセットの2つが有ります。通常はシステムリセット(又はパートリセット)だけで初期化できます。
    ・リセットで消えたメモリーデータを復旧する機能は、無線機側にはありません。
    ・液晶表示色だけ、メモリーデータだけ、のような限定的なリセットができる機種もあります。説明書をご覧ください。

    「こんなマークが出て、いつもと違う動作を始めた」という場合は、説明書の冒頭部分にある「ディスプレイの表示」の項目が参考になります。出ているマークの説明を見ると、それがどの機能を働かせたときに出るものかが分かるので、説明に従って機能をオフにしてください。

    その上で、どうしてもお困りの点がございましたら弊社サービスセンターまでお電話で問い合わせください。その際は、電源が入る状態の製品を予めご用意ください。これがないと使い方のご説明はできません。

    アルインコ電子サービスセンター
    フリーダイヤル 0120-464-007
    営業時間 10:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝/休業日を除く)。

【電源機器】DC/DCコンバーターの、バックアップ用MEMORY端子の使い方は?

  • 弊社製のDC/DCコンバーターに搭載されているMEMORY端子の使い方についてご説明します。(生産終了品を含みます)

    ※ DT-705B/712B/715B/830L/840Mなどバックアップ電流が低いもの
    DC24Vが供給されている限り、この端子より常にDC12Vが出力されます。但し、取り出せる電流量は705B~715Bでは0.15A、840Mでは0.3A、830Lでは1Aと、バッテリー上がりを起こさせないように、ごく僅かな電流に限定されます。これはアマチュア無線機、ステレオ機器などで、メモリー登録や時計のメモリーが飛ばないようにするために専用の独立した「バックアップ・メモリー専用電源ケーブル」が出ているタイプを接続するために設けていた端子です。

    ですが近年のカーステレオやカーナビなどの機器はこのケーブルが省略されACCのオンオフのみを検知しているものが殆どで、バックアップもメイン電源ケーブルと共用されるようになりました。このため、バックアップ端子にラジオやナビなどの機器を直接つながれて機器の電源を入れると容量以上の負荷が掛かり、故障の原因となりますので絶対にお止めください。また、DT830Lではコンバーターの電源がONのときは10AまでMEMORY端子から電流が取り出せますが、ACC連動機能はありません。

    ※ DT-830M/831D/920-921/930-931Mシリーズ
    これらのコンバーターは「コンバーター本体の電源スイッチがオフだと1A,オンだと10A~15A」をMEMORY端子より取り出すことができます。このことを利用すれば専用の独立した「バックアップ・メモリー専用ケーブル」が出ていないタイプの標準的なカーステレオやナビなどでも、最大消費電流がそれぞれ10A、15Aの機器であれば、下記の結線をすることでバックアップを保持しながらお使いになれます。接続方法は同梱の取扱説明書をお読みください。なおDT-921/931Mはコンバーターのスイッチがオフでも常時6Aまでの電流が取り出せます。電源を切った後に内部で終了処理を行うカーナビのような製品に対応します。

    ※ 共通:ボディアースはノイズの問題などがあり、絶対にお止めください。配線には 市販の圧着端子などを使ってしっかりネジ締めをしてください。コンセント式のターミナルへの接続では、30Aは取り出すことができません。一般的なソケットでは接触抵抗が大きくなり、コンセントや配線が熱を持って変形、発煙、最悪の場合発火などの大きな事故につながる可能性がありますので、絶対にお止めください。この種の接続によって発生した事故に対しては一切の保証は無効とさせて頂きます。

    12V側機器の接続
    接続機器の12V入力ライン(+)を、電源オフの状態でコンバーターのMEMORY端子に市販の圧着端子を使ってしっかりと接続します。その他は、同梱のの説明書に従って12V車への接続と同様に行ってください。複数の機器なら、それら個々の機器の消費電流合計が10A,15Aを超えないようにしてください。

    使用方法
    コンバーターの電源を入れてから、車のキーを回してACCポジションにします。その後で接続機器の電源を入れます。以降は、コンバーターの電源スイッチは気にせず、キー操作でコンバーターのオンオフが自動的に操作できます。

    【注意】
    コンバーターの電流容量は、全ての端子の合計です。例えばバックアップ・メモリ ーに10A、メインの陸軍端子に30Aということではなく、シガープラグやスナップ端子なども含めて、全部の接続機器の消費電流がコンバーターの定格以下であり、なおかつ個々の端子に記載されている数値以下の機器しかその端子にはつなげません。間違った接続はソケットや配線が接触抵抗による熱を持って変形、発煙、最悪 の場合発火などの大きな事故につながる可能性がありますのでご注意ください。この種の接続不良によって発生した事故に対しての責は負いかねます。

【修理】アフターサービスが受けられない製品を教えてください。

  • 長らくお使いいただいている製品はこちらをご覧ください。

    又、以下のような製品も修理のご依頼をお断りしています。

    *技術基準適合、製品銘板、CSMやATIS番号など法的、製品管理や特定に必要なラベル類が剥がされている物、加工されているもの、過去の修理履歴に整合しない物(貼り換えなど)。印字が薄れたものは受付いたします。
    *改造されているなど、弊社の定める仕様を逸脱した状態で使われている物。
    *汚物の付着など極端に汚れた物、化学物質などの汚染が疑われる物など弊社修理技術員の衛生に害を及ぼす恐れのある物。
    *落下、雷撃、浸水、塩害、火災、過電圧印加など、修理保証ができない原因で故障した物。但し保険請求のために証明書の発行をご依頼になるときは除きます。保険証書の記入依頼については引き続きこちらをご覧ください。

    尚、弊社が認める技術員以外の手が入った製品(模造、改造、自己修理の痕跡がある物など)を元の仕様に戻すことは、部外者がどのような作業をしたかトレースすることは不可能、ラベル類を再発行することは製品管理上できない、などの技術的理由から、例外なくお断りしております。

    これらの製品を直接弊社サービスセンターにお送りになられても、運賃受け取り人払いの宅配便で、未修理のままご返却させて頂きますのでご注意ください。販売店が誤ってお預かりした製品はその販売店にご返却致します。

    何とぞご理解の程、お願い申し上げます。

【購入前】「お問い合わせフォーム」に個人情報を入力したくありません。お問い合わせメールに返事が来ないのですが?郵便での問い合わせ先は?

  • 【ご注意】電動ウォーカー、ジョギングマシン、マッサージ器具などのフィットネス機器は当事業部の製品ではありません。サービス窓口が全く異なりますので直接フィットネス事業部のカスタマーサービスセンターにご連絡くださいますようお願い致します。

    電子事業部では、お客様の個人情報を収集するためにメールフォームを採用しているものではありません。従いフォームをご利用頂く際は、必須項目であっても何らかの文字を入力していただければメールの送信は可能です。公開したくない情報は適当な文字を入力してください。但し発送やご確認のご連絡を差し上げることがある都合上、カタログや資料のご請求には必ず正確にご住所など必要な項目を記載してください。

    技術資料、旧製品の説明書やカタログなどを電子データでご請求の際は、携帯電話やフリーメールではない、インターネットプロバイダーのメールアドレスをお知らせください。携帯電話やフリーメールのアドレスでは未達になることが多くなります。お客様の返信用アドレスの書き間違いやフィルター設定などの理由から未達になるものもしばしばございますが、一度未達になったメールはそれ以上のフォローは原則、致しておりません。また、当Webサイトのシステム上の理由や担当者のミスでご連絡が取れないこともございます。祝祭日を除く5営業日程度経っても弊社より何のご連絡も無い場合は、恐れ入りますが電子事業部サービスセンターにフリーダイヤルでお問い合わせください。

    郵便によるお問い合わせはやり取りに時間がかかるため、お控えください。カタログ郵送のご依頼は、カタログの発送を持ってお返事に変えさせて頂きます。また事前のご連絡なしに新製品開発のご要望などを郵便でお送りいただくことがございますが、郵便によるお返事は致しかねますので悪しからずご了承ください。説明書、カタログ、Webサイトなどの誤記に関する郵便でのご指摘は、その正誤を判断したうえで弊社の判断にて反映させて頂くことがございますが、個別の返信はご容赦ください。

    用件にかかわらずアルインコ電子事業部へのご連絡は、フリーダイヤルかお問い合わせフォームをご利用くださいますよう、お願い申し上げます。

    電子事業部のプライバシーポリシーはこちらです。(PDF)
     

【特小】デジタルモードや同時通話モードの通話可能エリアはアナログ交互通話に比べて狭く感じます。なぜ?

  • デジタルについて
    弊社の連絡用無線機では、デジタルもアナログも「音の元」になる信号を運ぶ電波は同じものですから、到達距離はアナログもデジタルも変わりません。ただ、電波が弱い状態では、デジタル通信の場合、データに置き換えられた音声情報が途切れ途切れになり、受信機側で正しく音声に組み立て直すことがしにくくなります。アナログでも似たような信号切れは起こりますが、「りょうXい、XXうかい」を「あ、了解か」と人間の頭脳でエラー補正ができるアナログ通信と異なり、デジタルでは音が崩れるか、復調できなくなるため体感的には通信距離が短く感じられることが有ります。

    同時通話について
    同時通話は送信・受信それぞれに別の専用電波を使い、グループトークで使うCTCSSトーンと呼ばれる低周波を送信電波に乗せて、受信側がそれを判読できている間は両者で通話が成立します。しかし電波伝搬に障害があってトーンを判別できないと通話が切れてしまいます。電波が飛ぶ距離は同じでも、このように電波を判別して制御する都合上、通話が切れやすいと感じることがあります。また連続同時通話は交互通話の1/10の出力に制限される規格があり、さらに通話エリアは狭くなります。
     

【購入前】カタログが欲しいのですが?

  • 当ページに掲載されている電子事業部の製品のカタログは無線機販売店の店頭でお取り頂くか、お問い合わせフォームからご請求頂けます。 こちらにご希望の機種名又はジャンル(DJ-XXXX、アマチュア無線、電源など)、郵送先のご住所とお名前、ご入用の部数を明記して送信してください。「こんな用途に合うものは?」とコメントをお書き添え頂ければ、それに合う製品をメールでご案内して、カタログもお送りしています。但し機種別のリーフレットは増刷されないことが多く、総合カタログしかお送りできない場合がございますので予めご了承ください。

    本サービスは日本国内の住所に限り、無償でご提供しております。お預かりした個人情報は弊社規定に沿って管理の上、カタログの送付にのみ使用し、セールスその他の目的に転用することは一切有りません。

【無線機全般】どのくらいの距離で通話できるんですか?地下と10階で通話できますか?

  • お問い合わせの中で一番多く、無線機メーカーとしては一番答えにくいご質問が通話距離に関するものです。

    *電波は光と良く似た性質を持っています。光は手元で照らしても遮られたところは影になりますし、逆に高い開けたところからなら遠くまで、広い範囲に届きます。鏡に当たると反射もします。そう考えて頂くとイメージが浮かびやすいと思いますが、遮蔽物の多い場所や特殊な環境では壁やフロア1つで通話ができなくなることがある反面、ビルの上など遠くまで見通せる開けた場所からなら、びっくりするほど遠くと通話できます。また高い周波数の電波はビルの壁などで反射する性質を持っていますから、思わぬ方向に向くほうが通話しやすくなることも有れば、トンネルのような閉鎖的な空間では電波が干渉しあい、近距離でも通話できなくなることもあります。
    【参考】通話実験の動画 弊社電子事業部公式YouTubeチャンネルのリンク
    ビルの屋内編 (デジタル簡易、特定小電力、デジタル小電力コミュニティ無線)

    *特定小電力(出力0.01W/421-440MHz)
     ロングアンテナタイプの機種ですと、建物の中で十数メートルから数十メートル、市街地で数百メートルが目安です。ショートアンテナですと、同じ条件でも、ロングアンテナの50%程度まで通話距離が落ちる場合があります。これは物理的に電波の入り口が狭くなるだけでなく、アンテナが使用者の人体や廻りの環境の影響をより大きく受けやすくなるためです。又、特小無線機のFAQに記載しておりますが、デジタルタイプや同時通話モードも有効通話エリアがアナログの交互通話モードに比べて狭くなります。中継器(レピーター)が使える無線ですから、対応する子機を選んでおけば、この助けを借りて通話距離を伸ばすことができます。
    【参考】
    交互通話編
    同時通話編

    *デジタル簡易無線 登録局(出力5W/351MHz)
     ハンディ機の5Wタイプで平地4km、1Wタイプで同じく2km弱程度です。建物の中も含めてアナログ5Wの8割程度、のような感覚でしょうか。これは、一旦データに置き換えられたデジタル信号が欠落する通信エラーが起きたとき、デジタルでは声が全く出てこなくなりますが、アナログはその点通信エラーが無く「りょう*い、*かい」と部分的にでも聞こえたら「了解と言ってるな」と人間の頭脳でエラー補正ができるためです。

     車載・固定タイプでは屋根の上に良いアンテナが建てられることで、通話エリアは劇的に広くなることがあります。自家用車にホイップタイプのアンテナを付けた車同士で平地5km以上、郊外の工場建屋の屋上に上げた固定局用アンテナと近場を移動する自動車では10km程度、が目安になります。特に外部アンテナを使う場合はアンテナの種類や設置場所、ケーブルの太さや長さ、使用環境(山がち、都会のビル群のど真ん中などでは条件が大変悪くなります)で通話エリアは大きく変わります。
    【参考】
    直線道路 ハンディ機編
    ビル街  ハンディ機編

    *デジタル小電力コミュニティ無線(出力0.5W/142-146MHz)
     屋外なら1km以上、実用的に使えます。もともと看視や遭難救助を目的として割り当てられた無線なのでGPSの搭載が必須(相手局の距離と方角が液晶に表示)、秘話はかけられない、1対1で個別呼び出しすれば他人に聞かれない通話が可能、などほかの連絡用無線とは異なる特徴がありますが、だれでも、目的に関係なく、国内の上空、海上でも使えます。また無償配布のソフトを使ってパソコン上に通話相手の位置情報を表示させることもできます。
     屋内ではGPSが使えなくなりますが、特小より若干、通話エリアが広くなります。但しアンテナが体に接触するような使い方をすると通話エリアは極端に狭くなるので注意が必要です。
    【参考】
    都心部編

    *アマチュア無線(長波~マイクロ波、最大1000W)
     実用性度外視の「趣味の通信」がアマチュア無線ですから、通話距離はあまり意味がありません。逆にアンテナや使える周波数、出力なども免許のクラスに応じて幅がありますが、上級免許と最適な設備さえ持てれば、ご近所から地球の裏側、ISS宇宙ステーションまで、交信できない場所はありません。

【電源機器】規定の容量以内なら何を接続しても良いのですか?無線機以外の物に使えますか?使えない機器にはどんなものがあるの?

  • 現行の直流安定化電源は明示していない限り無線機の専用電源として製品化されており、汎用電源に必要なPSEから除外されています。別の機器の電源部として組み込む等は目的外の使用となり、一切の保証は無効となります。

    【DCDCコンバーター/安定化電源共通】
    ハロゲンランプや一部の蛍光灯、モーターやコンプレッサーを使用する車載用冷蔵庫やファン、釣り船の電動リール、ヒーターなど起動時に一時的に流れる突入電流が機器に表示されている定格値よりはるかに大きくなる物では、スイッチを入れた時に保護回路が働いたり、ヒューズが切れたりしてお使いになれず、最悪の場合は故障します。すべての電源機器はカタログなどで連続**アンペア、と表示しておりますが、これは100%デューティサイクルを保証するものではありません。長時間お使いになるときは追加でファンやブロアを使用するなど、通気にご留意ください。

    【直流安定化電源】
    ・全て業務用では無く、不具合などで発生する逸失利益については賠償責任が生じない限り補償することはできません。
    ・医療・学術・工業など、一般向けよりも高度な性能や耐久性が求められる用途やバッテリーの充電にはお使いになれません。また工業用ではないため、校正サービスはご提供しておりません。
    ・化学実験(電気分解など)で故障させるケースも多発していますが、バッテリー充電同様に接続装置側から電源機器に向かって逆電流が流れることがあるためで、絶対におやめください。
    ・カー用品店など、12V機器の商品展示用電源として使われることもあるようですが、定格ギリギリで使う、風通しが悪い(什器などで囲われている)ところに設置する、電源スイッチを使わずコンセントの抜き差しやブレーカーで電源を入り切りする等は故障の原因となります。以前は自動車のショールームで電装品を動かすのに安定化電源をバッテリー代わりにお使いのところもあったようですが、昨今の自動車は自動ドア、パワーウインドウ、液晶計器類、各種カメラやセンサーなど電装品が多数採用され負荷が大きくなって故障のリスクが増えています。
    ・トランス式(リニア式)の安定化電源で出力電圧を定格13.8Vより低く設定してお使いになる場合、電圧が低いほど最大出力電流量も低くなります。例えば30A定格の電源でも1.5V出力の場合、最大電流容量は僅か2A足らず、10Vでも25A程度となるので必ずご使用前に説明書のチャートをご覧ください。

    【DCDCコンバーター】
    近年のカーナビには車のACCがオフになったとき、電源が切れたように見えても内部で終了処理をするものがあります。このような機種をDC24V車でお使いになると、コンバーターの常時出力(バックアップ)の電流では足りず、カーナビ、コンバーターまたは両方の故障の原因になります。DT-921/931Mはこのバックアップが6Aまで取れますが、ナビ起因の故障は保証書に明記の内容を超える対応は致しかねます。ナビの設置や取り外しに掛かる費用は製品の価格に含まれておらず、故障時の補償はできません。

    電源機器は取り扱いを誤ると大変危険です。取り扱い説明書をご参照の上、正しくお使いください。

【修理】無線機の修理、買い替えた方が安いの?

  • はい、普及価格の特定小電力トランシーバーではお買い替えをお勧めします。

    普及価格帯の機種の修理価格は部品代を除く技術料と発送手数料、税だけでも5,940円になります。お見積もりも、価格提示後に修理をお断りされると受付・見積もり連絡・返送の事務、故障個所の特定作業、通信費や梱包材実費などを含む既定の「見積技術料」が税込み4,070円かかります。

    例えばDJ-PA20シリーズは使い込んで消耗したり、落としたり濡らしたりしたことで信頼性が落ちているような場合は後継機種のDJ-PB20A/PB27シリーズの実勢価格をお調べください。同様にDJ-9/P11/P21シリーズはDJ-P921への移行をお勧めします。いずれも使い勝手や外見が似ていて、電池や充電器、イヤホンマイク類は旧機種のものをそのまま引き継いで使えるので無駄がありません。DJ-PB20/PB27やDJ-P921も、製品保証が切れたあとは同様の理由で同じ機種にお買い換えをお勧めしています。

    業務用のイヤホンマイクは部品代込みの修理価格の目安が6,300円程度、さらにそのうち1,320円は1本ではなく1件の発送手数料ですから、複数本をまとめて修理依頼していただけば、1本あたりの手数料は少なくなります。

【受信機】警察や消防のデジタル無線が聞ける受信機はありますか?

  • アナログのような感覚で受信できるレシーバーは存在しません。デジタル通信はアナログとは全く別物で、チャンネルを合わせれば聞こえるものではありませんし、そのような運用もされていません。特に公安や防衛関連など公共の安全にかかわる通信は製造から運用まで高いセキュリティレベルで守られており、このような通信が受信できる機器が一般に出回ることはありません。

【サービス】無線機に寿命はあるの?耐用年数は何年ですか?

  • 「製品の寿命」には下記のような考え方や目的があります。

    1:保証期間
    不具合が起きた場合、原因がメーカーにあるときは保証書に記載のある範囲で無償サービスに応じる期間です。弊社の一般消費者向け無線機器製品は6か月~2年で、この対象になるものは期間を明記した保証書を添付しています。保証書が付属しないもの(主に別売オプションのアクセサリー類)は、初期不良以外、製品保証の対象ではありません。ご購入後は必ずすぐに開梱して、異常が無いかお確かめください。新品のまま長期保管しても、経年劣化による不具合は起きますのでご注意ください。

    2:耐用年数
    「耐用期間」と間違えて使いがちな言葉ですが、昔の大蔵省令に基づく「減価償却資産の耐用年数」からきているものです。長く使える高価なものを会社などが経費処理するときの計算のもとになる年数です。無線機器は耐用年数表では10年となっていますが「10年しか持ちませんよ」でも「10年持たなかったから欠陥品だ」でもありません。また、これは高価な通信システムのような機器も考えての年数かと思われ、通常の連絡用無線機類は台数が多くなければ数年程度で償却されることが多いようです。

    3:耐用期間
    標準的な使用とメンテナンスで消耗品や部品を交換、修理するなどしても、その製品の信頼性や安全性が保てなくなると予想される寿命です。医療機器は薬事法上で規定が有り、ヘルメットのように人命にかかわる製品では業界団体が規定を設けるなどされているため、すべての製品に法的、業界的な規格があるとお思いの方が多いようですが、弊社が製造するカテゴリーの無線機器には耐用期間の基準はなく、各メーカーが独自に設計しているのが現状です。

    弊社の場合、消防救急受令機や情報通信機器などに、個別契約として耐用期間を設定して納入仕様書を取り交わすことはありますが、一般民生用無線機器製品、電源機器及びそのアクセサリーにはこのような耐用期間は設定しておりません。但し生産を終了してから最低5年間は最低限の機能を維持してお使いいただけるだけの補修部品や専用バッテリーなどそれが無いと動かなくなるアクセサリーをご用意して、アフターサービスをご提供しています。

    加えて業務用通信機は家電と異なり、使い勝手を変えたくない、揃えた電池や充電器などアクセサリーを無駄にしたくないなどの理由からひんぱんなモデルチェンジがあまり喜ばれない製品群です。このため、無線機メーカーは部品メーカーに無くなる部品を作りだめしてもらったり、別の部品に置き換えたりして生産を続けることなど当たり前で、10年前に発売した製品が今でも現行品でメンテナンスも可能、というケースは珍しくありません。直流安定化電源のDM-330MVは初代の発売開始から四半世紀を超えてまだ現役の、ロングセラーです。

    弊社製品のアフターサービスについては、このFAQコーナー内で引き続き詳しくご説明します。

【修理】故障かどうか、点検に出す前に調べる方法はありますか?

  • [無線機とアクセサリー]
    特小や簡易無線のように、複数の無線機をお使いであれば比較的簡単に調べることができます。まず、正しく動いている無線機と、不良が疑われる無線機を用意します。
    * ハンディ機の場合、イヤホンマイクは外してください。

    1:液晶表示や設定ボタンを目視して、疑わしいほうの無線機の設定がずれていないかチェックします。特小トランシーバーの交互通話であれば、怪しいほうをリセットして設定し直すほうが、説明書通りに操作できて簡単です。説明書はこちらで読むことができます。簡易無線や同時通話は管理者が細かいセットモード設定をされることがあるのでご注意ください。

    2:マイクやイヤホンをお使いなら、良品のものと差し替えてチェックします。アクセサリーの異常を本体の故障と勘違いすることも多いものです。イヤホンマイクはPTTキーがロックされているとキー操作ができないなど故障のように見えることがあります。

    3:同様に電池が充電できない、充電器の故障かな?というときも、正しく動くものに取り換えて電池側か充電器側か、どちらがおかしいかを見極めます。

    要は良いものを使って何が悪いか順番に見極めてください。マイクの一般仕様やニッケル水素電池のトリクル充電器、バッテリーパックなど、アクセサリーには修理ができず、お買い替えになるものが多くあります。アクセサリー単品で修理をご依頼になる場合、事前に販売店や弊社に修理が可能かどうかお問い合わせください。
    ※弊社ではアクセサリーの修理技術料は税込み2,750円、発送手数料1,320円、ケースやケーブルの交換では部品代がかかるため合計は5000円は超えてしまいます。このため5,000円以下の小物は修理の可否にかかわらず、新品にお買い換えになるほうがリーズナブルです。(発送手数料は1個づつではなく、1回の発送にかかります。複数をまとめてご依頼いただけば、発送手数料はお得になります。)

    [受信機]
    電源が入らない場合、電池パック・乾電池・外部端子など可能な電源すべてで試して、もし電源が入るなら一度リセットをしてください。音が出ない、音がモゴモゴする、目のマークが出てかってに周波数が動く、などの症状もリセットで回復することが有ります。(特定の機能に入ってしまっているのをリセットで解除します)
    イヤホンは、イヤホンケーブルの断線か、受信機のジャック破損かを調べる意味で、良品と分かっているイヤホンに差し替えてチェックしてください。

    [電源機器]
    赤いプロテクトランプが点灯していたら電源を切り、接続機器を外してしばらく置き、電源を入れなおしてください。これでも動作しなければ故障です。ヒューズが飛んだ場合は、明確な原因が分かっていればそれを取り除いてください。対応後もヒューズが飛ぶ場合は故障です。過電流保護がしばしば働くようであれば、大きな電源に買い替えるなどの対応をしないと故障の原因となります。

【受信機】無線や放送のデジタル移行、アルインコのレシーバーにも影響はあるの?聞こえるアナログ無線はありますか?

  • 業務無線に関しては、警察はもとより消防救急や自衛隊の通信はごく一部の例外を除きデジタル化したほか、防災、鉄道、タクシーやバスなどの乗り物等、通信のデジタル化は今後どんどん加速します。デジタル通信では、例え同じ周波数や変調方式を受信できるレシーバーを作ってもユーザーが設定する秘話や通話コードが合わないと声を聞くことはできませんし、乗物無線ではGPS位置情報も含めたデジタル配車システムや携帯電話回線を使用するIP無線を導入し、従来とは方式自体が変わってしまったものもあります。

    確かにユーティリティ受信ができる分野は減少していますが、以下のような無線はまだまだDJ-X82で受信できます。

    ・航空無線:アナログ無線受信で一番人気の航空無線。英語が主ですが、一部は日本語を使います。飛行中の高度や位置を地上に連絡する「航空路管制」や、地上局に航路の天候などの情報をもらう「カンパニー」無線の「エンルート」通信、離着陸前後に空港と通信するデパーチャーやアプローチの航空機側の信号は空港から離れた場所でもひんぱんに受信できます。空港気象放送のATIS周波数を空港名で検索、それが受信できれば地上管制の通信も聞こえる可能性があります。UHFの軍用航空無線も通常の管制は決まったチャンネルで、アナログで聞くことができます。空港内の地上業務の無線はデジタル化の影響を受けてアナログでは聞こえないものが増えています。

    ・国際VHFマリン(船舶):これもユーザーが多いので受信が簡単、使用チャンネルに明確なルールもあるので港や航路の近くだと楽しめる無線です。マンション高層階や山の上など条件が良い場所では海から数十キロ離れた場所でも受信できることがあります。英語、日本語、中国語など各国の言葉が使われ、出入港に関することだけでなく、航行マナーの悪い船への海保の警告なども聞こえます。DJ-X100ではデータ通信のAISが受信でき、PCソフトにつなぐだけで船の位置、船名などの情報がリアルタイムに表示できます。

    ・特定小電力無線:インカム、と呼ばれることもある無線機です。ありとあらゆるところで使われており、デジタル移行もありません。飲食店、小売店、各種小売・サービス業、小中規模のスーパーやホームセンター(大規模店やモールはデジタル簡易無線をお使いのところが増えています)、ケータイショップ、ハイパワー無線は使用禁止の病院やクリニック、旅館やホテル、アマチュアスポーツの審判やトレーニング、イベント進行、各種式場、消防団や自治会、工事などの現場、さらには各種官公庁でも近距離連絡用に使われていて、バラエティ豊かな通信が聞けることがあります。弱点は電波がせいぜい数百メートルしか飛ばないので、高性能な外部アンテナを立てても使用場所の近くでないと受信できないことです。

    ・ヘリ無線:実は警察や消防も、ヘリコプターは航空無線のAMやヘリテレ連絡波のFMを使います。チャンネルは決まっていて、現場の様子を漏れ聞くことができる場合もあります。

    ・消防署活系:以前は大都市の消防にだけ割り当てられていた周波数ですが、デジタル化が始まった際、消防署員や消防団員が現場で活動するときの連絡用に地方の消防にも割り当てが緩和されています。とはいえすべての消防が導入しているわけではなく、導入していても本当に災害や事件があったとき、普通の通信網だけでは足りないときの現場連絡用ですから、使用頻度は高くなく、近くにいないと聞こえません。但し聞こえれば、緊迫した現場の様子が手に取るようにわかることがあります。

    ・鉄道関連:踏切には保線工事関係者が事故にあわないよう電車の接近を教えてくれる接近警報無線が設置されています。鉄道写真ファンはシャッターチャンスを逃さないようにこれを聞くことがあります。また首都圏以外の私鉄は大きな鉄道会社でもまだまだアナログを使っているところがたくさんあり、遅延情報が駅員と同時にわかります。タクシーやバスもアナログが生きているところがありますが、乗車中に運転手さんが会社と通話する声が聞こえない車両(ナビのような端末が付いた車両)は配車システムごとデジタル化したり、通話していてもIP無線化したものがあります。

    この他にも、まだまだ活用されているアナログ無線は身近に残っています。

【ハム】アマチュア無線って何?どうしたら使えるの?仕事に使っていいの?

  • 音声のみならず文字やデータ、映像やモールス信号を使い、長波からマイクロウエーブまで色々な周波数で通信や実験ができるアマチュア無線はパソコンとの融合も進んでますます興味深い趣味になっています。無線局免許をもらうには資格が必要ですが、第4級、第3級アマチュア無線技士資格なら試験は決して難しいことはなく、全く無線の知識がなくても講習会制度やE-ラーニングを利用して取得できます。

    ただ、アマチュア無線はあくまで無線技術に興味を持つ方の科学的な趣味であり、通信できる内容は電波法によって制限されています。近年、規制緩和で用途のすそ野が広がったとはいえ、免許をお持ちでも例えば業務連絡、政治に関することや公序良俗を乱す内容、デマを流すなどの通信をすると罰せられます。

    総務省の電波利用ホームページ日本アマチュア無線連盟に、アマチュア無線に関する情報が掲載されていますのでご参照ください。

【電源機器】バッテリーの充電はできるの?電気分解や化学実験はできますか?

  • 直流安定化電源やDC/DCコンバーターはバッテリー充電器では有りません。

    バイクや車用の鉛蓄電池などは容量がとても大きく、電池から電源に電気が逆流して電源を壊し、最悪の場合は発火の原因にもなりますので、絶対に充電には使用しないでください。小型のアダプターを使って充電する様な携帯用無線機や小型ラジコンのニッカド・バッテリーパック程度は、電圧を合わせば充電できる場合が有りますが、専用の充電器でないと電池の寿命を短くしたり、正しく充電できなかったりする場合が有り、最悪の場合故障の原因になります。

    ラジコン用急速チャージャーのメーカーが、その電源として弊社製品を例にとって説明されているHPを見かけたことがありますが、弊社は充電器メーカーとコラボした電源は製造しておりませんし、充電器に関するご質問にもお答えできません。

    電気分解のような用途も同様で、接続された装置側に電位が発生して、それが安定化電源をオフにしたとき出力端子から逆流して電源の出力トランジスタを破壊することがあります。5~6Vの低い電圧でも壊れることがあり、このような用途では絶対にお使いにならないでください。

    充電器や化学実験は目的外使用で、電源・電池・装置側とも保証の対象外とさせて頂いておりますのでご注意ください。

【購入前】直接アルインコから買えるの?実売価格はいくらですか? 在庫は有りますか?見積書を送ってください。

  • 弊社はメーカーで、お客様への直接販売は行っておりません。実売価格や在庫、お見積書などご購入に関するお問い合わせは販売店のご案内をご参照のうえ、直接無線機販売店/販社にお尋ねください。ご購入に関するお問い合わせは最寄りの営業支店でも承ります。

    もしお近くに販売店が無い場合は、インターネットで「DJ-XXX アルインコ」のように検索されると通信販売をされている業者がヒットします。この方法は「オープン価格」と表示されている製品の実売価格を調べたり、旧機種のアクセサリーなど入手できなくなった製品を探したりするのにも有効です。上記の「販売店のご案内」にリストされている販売者の通販であれば安心してお求めいただけます。

    なお、マイクスポンジ、耳パッド、ケーブル、電池フタ、クリップなどの消耗品や無くしがちな部品は弊社直営のECサイト、アルインコインカムショップでもお求めいただけます。

    【ご注意】
    ・有名無線機販売店の通販サイトに似せた悪質なネット詐欺が報告されていますのでご注意ください。
    ・インターネットの個人売買で模倣品、故障品、海外規格で日本では合法使用できないなどの無線機器が流通しています。不法無線の罰則は販売者ではなく使用者に課せられます。ご注意ください。