【電源機器】DCACインバーターにAC100Vの安定化電源をつないで、DC12Vの接続機器が使えますか?

  • 近年、電気自動車や家庭用ソーラー発電装置の普及から、DCをAC100Vに変換するDCACインバーターの接続についてお問い合わせが増えています。

    本件は、結果から申し上げて保証の対象外となります。

    今までインバーターに接続したことが直接の原因とみられる安定化電源の修理は弊社サービスセンターでは承ったことがありません。昨今はインバーターも進化、きちんと起動すればお使いになれると存じます。但し下記のような原因から、弊社では電源側と接続機器側、ともに故障しても保証修理や損害の補償は致しかねますのでご了承ください。

    ・弊社の安定化電源は家庭用ACの「正弦波のAC入力」を想定して設計製造しております。矩形波ACのインバーターの使用は想定しておりません。
    ・インバーターと安定化電源、2つの変換を行うことで効率が悪くなります。
    ・インバーターは無線機の受信時にスイッチングノイズの影響を受ける可能性が高くなります。DM330MVのようなスイッチング方式の電源なら、ダブルでノイズの発生源となります。
    ・市販のインバーターや各種自動車で動作点検するのは困難です。「Aで使えるからBでも」はインバーターのようなデバイスには通用しません。
    ・インバーター側の最大出力電流量を把握されているユーザー様ばかりではありません。自動車のコンセントの中には100W程度の電流しか出力できないものもあるようです。
    ・安定化電源はリニア方式はもとより、スイッチング電源でも結構重い部品を搭載しています。常に振動が加わる環境で持ち運んだり、お使いになることは想定していないので部品故障のリスクも高くなります。事実、弊社のDCDCコンバーターや車載無線機は振動や加速減速時の衝撃(G)を想定して,重い部品はボンドで補強固定するなど配慮をしています。

【特小】減電池表示が出る前に電源が切れます。充電したばかりなのに減電池表示が出ます。故障ですか?

  • 昨今の特小無線機はエコと小型化で、単三1~2本と少ない電力で従来と同等の性能を維持するため、電池を目一杯使い切るためにいろいろな工夫をしています。このため電圧や性能が異なる電池を使えるようにすることや、電池の数を減らす回路設計から来る理由で、このようなことが起こることがあります。

    ・説明書をよく読んで「使用する電池の種類を指定する」項目が有れば、必ずお使いになる電池を選んでください。実用に支障はありませんが、間違っていると減電池表示が不正確になり、表示が出る前に電池がなくなったり、まだ使えるのに減電池表示が出たりするので「故障ですか?」としばしばお問い合わせがあります。

    ・音量ボリュームを急に上げたときに電源が落ちるようなら、減電池表示が出ていなくても電池残量はかなり減っています。送信を減らす、音量を下げる、電源をしばらく切る、などすれば若干電力が回復しますが、長く使える状態ではありません。なるべく早いタイミングで充電するか、新しい電池を準備してください。逆に言えば、急にMAXまで音量を大きくしても電源が落ちなければ電池残量はまだ大丈夫、と言えます。一種の「電池残量チェック方法」として覚えておくと便利です。

【サービス】アルインコの無線機器類のアフターサービスについて教えてください。

  • 以下、弊社の保証規定に沿って簡単にご説明します。尚、販売代理店が独自のポリシーでお客様に対して下記と異なる内容のアフターサービスをご提供されることがありますが、それが仮に弊社の定める保証内容より有利であっても、弊社は弊社が発行する保証書に記載された範囲での保証を限度とします。又、有償修理価格は取次店によって弊社サービスセンターのものと異なる場合がありますが、その価格を統一する権限は弊社にはございませんのでご了承ください。

    【保証書が付属しない製品について】
    バッテリーパック、マイク類、充電器など保証書が付属しないオプションアクセサリーは、弊社の正規販売代理店から新品でのご購入直後の初期不良以外、保証の対象になりません。ご購入日が特定できるレシートや領収書は必ず保管して、ご購入後は必ずすぐに動作を点検してください。
    ・新品のまま保存してあっても、電池の過放電、ビニールやスポンジ素材の加水分解など、経時劣化は起こりますので初期不良にはなりません。
    ・ACアダプター、バッテリーパック、充電器、マイク類などは分解できない構造になっているものがあります。このようなものはほとんどが修理より、お買い換えの方が価格も手間も合理的です。
    ・イヤホンマイクやDCケーブルなどコード付きの物はたとえ購入の翌日でも、何かにひっかけた拍子に切れることがあるので保証ができません。また、一般用のものを業務で使われると短期間で故障します。

    保証書が無い製品の点検修理についてご不明な点は、事前にお問い合わせフォームからご相談ください。

    【新品の保証について】
    新品の製品は、同梱されている保証書の内容に沿ってアフターサービスをご提供しています。必ず購入時に販売店印や購入証明書類の添付など、販売者名と購入日が分かることをご確認のうえ、保管してください。購入証明はレシート、通信販売の場合は同梱の発送伝票や発送連絡Eメールのコピーなど、商品名と販売日が証明できる書類で代用できます。これがないと無条件に保証対象外の扱いになりますのでご注意ください。

    仮に箱入りの新品でも、保証期間を過ぎると修理点検は有償となります。ご購入直後は必ずすぐに開梱、製品と付属品に異常がないことを確認してください。BCP用途などでスペアを備蓄されるケースで多いのですが、使わずにいると電池が劣化または液漏れする可能性が高く、イヤホンマイクやアンテナなどのスポンジやゴム、プラスチック素材は加水分解してぼろぼろになります。定期的に通電、空気に触れさせて動作することを確認しないと、いざというときにお使いになれません。

    また、購入直後から不具合があっても保証期間を過ぎたものは保証の対象外となります。製品に不具合をお感じになったら、我慢せずにすぐ、ご購入の販売店や弊社サービスセンターにご相談ください。

    【旧製品、在庫品、保管品について】
    保証書付き新品であっても、該当製品の最終製造日から5年以上が経過している製品は、補修部品の払底などの理由からメンテナンス対応を確約できず、保証書の内容通りのサービスを提供できない場合があります。アフターサービスの対象外製品のリストはこちらです。ユーズド品をお求めの際はご注意ください。尚、このページへの掲載をもって保証とサービス提供終了の告知に替えさせて頂いております。

    弊社の正規販売代理店が、ご購入のお客様に直接、正規の保証書を発行した商品以外は、新品(のように見える)と言えども製品保証はできません。商品の入手経路、在庫中の管理や取り扱いなどに信頼性が無いからで、特にオークションのような個人取引やそれに近い売買では保証が受けられないリスクが高くなりますのでご注意ください。

    生産を終了して時間が経つ製品で、純正部品の新品が入手できなくなっているときは、弊社が適切と認める範囲で電気・機構の両方について、代用の部品(アンテナやマイクメーカーの同等品、色違いのバッテリーケース、類似のツマミ…)や新品では無い部品(保守用に保存している製品から外したダイヤルやLCD…)を使用する場合があります。これらの修理は対応可能な技術員が限定される、部品調達や修理作業に時間が掛かる事がある等の事情から、1ヶ月以上のお時間を頂く場合があります。

    【修理部品や説明書などの書類について】
    (1)修理に関する全責任を購入者が負う事と弊社SCは一切のサポートをしないことを理解していただけば、アマチュア無線機の修理用部品は販売店、又はアルインコインカムショップからお求め頂けます。部品の購入方法に関するFAQは別に上げていますので、後ほどご参照ください。

    (2)アマチュア向け製品であっても修理技術上の問題が有るもの(例:CPUなど手作業での交換が困難なもの)や、特定小電力無線・DCR簡易無線、電源の部品で法的、安全上の理由から部品単体の販売はできない物があります。又、サービスセンター業務を優先しますので、在庫が少なくなった部品は販売しないことがあります。

    (3)電池・アンテナ・マイクなど基幹付属部品については、アフターサービス提供期間中は製品をお使いになれる最低限の範囲で、スペア部品を保存しています。このため色や外見がオリジナルと異なる物、化粧箱に入っていない物、充電池の場合は電圧や電流容量がお使いのタイプと異なるものや乾電池ケース、弊社製品に使用可能なアンテナやマイクメーカー製品のご案内をもって保守に替える場合があります。充電器のスタンドとアダプターのように複数部品で構成されるアクセサリーは、別々にお求め頂ける場合が有りますので弊社SCまでお問い合わせください。

    (4)延長ケーブル類、追加基板、ソフトケースのような機能拡張用のアクセサリーは部品保守の対象外です。

    (5)上記の部品保守期限内であっても、災害、在庫中の品質変化、盗難、部品メーカーの責に係る事情など不測・不可抗力による事態が起こった場合はサービスを提供できなくなることがあります。

    (6)弊社製品の取扱説明書、製品に同梱される資料、アマチュア無線機の回路図やサービスマニュアルなどの印刷物も部品同様の方法で有償にてお求め頂けます。印刷在庫が無くなった場合はサポートを終了し、電子ファイル化したものを弊社ホームページ上やご購入者個別にEメールで無償で提供する場合があります。説明書類の購入方法は別項目のFAQに掲載していますのでご参照ください。化粧箱、製品銘板、バーコードなどのラベル、スタンプ類もスペア部品は提供できません。模倣品、盗品流通対策ですのでご理解ください。

    (7)主にDCDCコンバーターや車載無線機を業者が設置する際に必要な、簡易な寸法図などは無償で提供できる場合がありますが、ご依頼の図面の作図、出図の可否は、例え製品をご購入になった後のご要望であっても弊社が任意に決めさせて頂きます。必要な資料はご購入前に販売店、または当サービスセンターまでお問い合わせください。

【無線機全般】〇X社製の△◇アンテナは使えますか?推奨のアンテナはありますか?

  • アンテナに関しても、多くのお問い合わせを頂きます。

    弊社では、他社製のアンテナに関する検証は一部の斡旋品を除き、致しておりません。このため特定のアンテナを推奨することは原則しておりません。

    民生品の無線機、受信機についてはアンテナメーカーから多彩な製品が発売されています。アンテナ選びは無線機専門販売店にご相談ください。特に車載や基地局用、固定局用のアンテナは固定金具(基台)、アンテナマスト、ステー、同軸ケーブル、アンテナコネクターなど小物類も必要になります。

    信頼できるメーカー製のものは、特に明記が無い限り、周波数、耐入力、アンテナコネクター形状に適合するものであればメーカーを問わず弊社の無線機に接続できます。ただ、無線機メーカー製のハンディトランシーバーが純正品として採用するものを他社製トランシーバーにつなぐと、たとえば1W機用のものを5W機で使うことになって発熱して使えなかったというような事が起こり得ますのでご注意ください。

    まれにアンテナメーカー製のアンテナ、コネクター付同軸ケーブル、コネクター変換アダプターが弊社製品とに適合しないのでは?といったご相談を受けることがあります。ホイップならアンテナのすそがボディまで届かず少しコネクターが見えている、M型コネクターの勘合が悪く感じられる、というようなことですが、相性問題の範囲であることがほとんどです。
    ※日本メーカー製の車載・固定局のM型は類似の海外規格のPLコネクターのねじ山と共用できるものが採用されることが多く、純正のMJ=MPの勘合より緩く感じられますが、しっかり締め付けてあれば電気的な性能は変わりません。

    【重要】現行品ハンディ機に採用されているSMAコネクターと変換コネクター
    BNC-J/SMA-PやMJ/SMA-Pのような変換コネクターを使うときは無線機側のSMAコネクターに掛かる負荷を十分考慮してください。重いアンテナや太い同軸ケーブルのストレスが直接無線機のコネクターに掛かると破損しますが、他社製品の使用は保証の対象外です。手持ちで使うときは基本、変換コネクター無しで使えるSMA-Pコネクターのアンテナをお使いください。同軸ケーブルを接続するときは、細い同軸で両コネクターをつないだ「変換ケーブル」を使うと負荷がコネクターに直接掛かりません。

    他社製無線機では動作するのに、アルインコの無線機につなぐとまったく送受信できない、というような明らかな異常の場合は無線機を点検しますので、サービスセンターにご相談ください。他社製アンテナの点検はできません。

【ハム】100W機を50Wに改造して3級免許や移動局で運用したいのですが?上級資格を取ったので最大出力の改造はできますか?

  • 誠に申し訳ございませんが、DX-SR9を除く弊社のHF機は生産を終了してから日が経っており、すべて旧技適です。このため弊社での改造や証明書発行サービスは終了させて頂きました。

    ※ご注意:
    ・2022年11月以降、DX-SR9を除く機種はJARDの基本保証と旧スプリアス保証を両方受ける必要があります。
    ・DX-SR9は新技適の基準で生産されており、旧スプリアス保証は不要です。基本保証だけ受けてください。
    ・DX-70シリーズを除く機種はJARDの「 スプリアス確認保証可能機器リスト」に入っておりません。

    (DX-70シリーズの自己申請の要領)
    DX-70の説明書P.72「調整とリセット」以下にメイン基板上の出力切り替えスイッチについて記述があります。この切り替えスイッチを50W側に切り替えます。改造前の写真と、スイッチが容易に100W側にできないように固定(例えばエポキシ系接着剤でスイッチを固める)した改造後の写真、さらにその改造方法の詳細説明を保証認定願と合わせて提出・申告します。ご不明な点は必ず事前にJARDにお問い合わせください。書類の書式や書き方は無線機メーカーでは判断できません。

    (DX-SR9MのQRO)
    2アマ以上に昇級したので100W運用したい、という場合は弊社が開示する改造を行ったうえで、50W機のMを撤去して100W機のJに変更した形で送信機の変更として保証認定を受けなおしてください。弊社に改造をご依頼になる場合は改造技術料を申し受けます。

    尚、VHF/UHFモービル機のパワーアップ/ダウンは技術上・技適上の理由から、改造サービスはご提供できません。

    改造技術料:
    * 改造及び証明書発行手数料:(税別)¥5,000
    * 販売店を経由せず直接弊社SCにご依頼になった場合の代引き手数料・運賃込み発送手数料(全国共通):(税別)¥1,200  
    サービスセンターのご利用方法は一般修理と同じです。

【修理】修理の定額制について教えてください。

  • 電子事業部の修理サービスは基本、壊れた部品や箇所を特定して作業しますが、製品の中にはこの作業ができないものが有ります。
    • 電源機器:ほぼ手作業で組み立てられている電源製品を分解修理するには多くの工数と時間が必要ですが、製品の市場価格を勘案すると作業に見合う修理代をご請求することが難しく、さらに重いため弊社の運賃負担が大きくなっています。
    • 小型無線機器:最新の製品に使われている部品は短辺長辺とも1mm以下のものがあり、人間ではなく機械で基板に半田付けします。部品と部品の間の隙間も狭く、後から人間がはんだごてで作業することが事実上不可能なものが増えてきました。
    • 防水マイクなどのアクセサリー: 防水にするため、アフターサービスを無視してシールド材を詰めたり溶着したりして、機構的に分解できないものがあります。これらはもともと壊れたら新品に買い替え、を前提に設計されたものです。
    このような事情に鑑み、技術料と部品価格の合計が一定の額を超えた時点で、予め用意しておいた交換用ユニットの使用を含む、弊社が最適と考える対応を固定料金で行うのが定額制です。定額制の修理請求額は技術料と部品代一切込みで、機種によっては復路運賃まで含むものも有ります。ただし対象機種でも、メーターやフューズボックスの交換など、比較的簡単に一般修理が可能な場合は従来の方法で作業します。

    定額修理になると、修理報告書には「(故障個所を明示)の不具合と判明しました。部分的な修理ができないため、定額修理となります。不良部品または基板の交換と既定の点検・調整を実施、異常が無い事を確認しました。」ように記載します。

    一般修理で複数の部品を交換するなどして定額の上限金額を超えた場合も、ご請求は定額修理の金額を上限とします。このため、お見積りのご依頼はあまり意味がありません。法人のお客様で、稟議などの手続きに必要であればお見積りは致しますが、お断りになると見積手数料が発生します。。

    こちらのFAQ.Q12「サービスセンターご利用の詳細案内」の「有償修理代金の目安」に料金表を掲載しています。尚、電源機器の価格表に記載がないものは長くお使いいただいたもので、修理サービスは終了させていただいておりますので悪しからずご了承ください。。

    なお定額修理制はあくまで「修理が可能な故障」のみを対象にしています。雷撃、浸水、落下、誤使用、経年劣化などによる修理不能の製品についてはその旨ご案内して、新品へのお買い換えをお勧めしております。

【DCR】デジ簡はレンタル可能と聞きました。貸す側、借りる側で注意することは?

  • ■レンタルに関するルールは「デジタル簡易 レンタル 注意事項」で検索すると総合通信局が掲載する分かりやすいQ&Aがヒットしますのでそちらをご参照ください。弊社でもレンタルサービスを行っています。

    ■法律・規則上のご注意

    以下を遵守しないと直接・間接に法律違反となり罰せられる可能性があります。レンタルするほうもされるほうも、十分にご注意ください。

    *無断で第三者に又貸しをすることはできません。
    レンタル届出書に記載された使用者以外のユーザーはお使いになれません。

    *以下のような行為は直接・間接に電波法に抵触します。
    ・たまたま聞こえてきたものであっても、他人の通信の内容を他に漏らしたり、それを許可なく利用すること
    ・チャンネルを独占したり、他人の通信を意図的に妨害したりすること
    ・分解・改造をしたり、本体背面に貼り付けてある銘板ラベルや証明ラベル類を剥がして使用すること

    *上空、海外では使えません。
    このトランシーバーは日本国内の陸上(河川や湖上、桟橋などの港湾設備上を含む)と日本近海でのみ、使用が認められています。国内では外国籍の方でもお使いになれますが、デジタル簡易無線は日本の規格で、海外で使うと規格や周波数割り当ての違いから現地の法律で処罰の対象となります。また、無線機の持ち込み自体を厳しく制限している国や地域が多いので、海外に持ち出さないようご注意ください。。

    *電子機器、携帯電話の使用に制限がある場所では、このトランシーバーも使えません。
    航空機内、空港敷地内、公共の乗り物内、病院内などでは、原則使用禁止です。無線中継局など電波を使う施設では、管理者の指示に従ってください。

    その他、無線に関する法的なご質問は、直接お住まいの場所を管轄する総務省総合通信局におたずねください。

    *運転中の使用は携帯電話に準じます。
    携帯型トランシーバーを運転中に手で持って通話すると、道路交通法違反になります。運転中に使用するときはスピーカーマイクをお使いください。
    車載型トランシーバーのマイクを持って通話するのは違反にはなりませんが、操作部分を注視していると安全義務違反で罰せられます。

    その他、運転中の電子機器の使用に関するご質問は、直接お住まいの場所を管轄する警察署の一般相談窓口におたずねください。

    ■使用に関する重要なご注意

    *15chは待ち合わせのための「呼び出し周波数」と規則で定められており、一般の通話用ではありません。このため秘話やユーザーコードは設定できなくなっています。15chで通話を続けていると、別のユーザーとトラブルになる可能性がありますのでご注意ください。

    *半径10m程度の近距離で、複数のトランシーバーで同時に送信すると、異なるチャンネル設定でも妨害を与えたり受けたりして通話しにくくなることがありますが、異常ではありません。少し距離を取ってお使いください。

    *5Wで送信するとオーディオ、AV、PCやOA機器、警報機、シュレッダーのような事務機など、思わぬものに電波障害を与えることがあります。これらは無線機のせいばかりでなく、機器側に十分な電磁波対策がされていない場合にも起こります。本格的にお使いになる前に、特に重要な装置や誤動作すると危険な機器が有る場合は、予め近くで通話実験をして妨害が出ないことを確かめてください。

    *トランシーバー、充電器とも高温、多湿、直射日光の当たるところ、ほこりの多い場所は避けてお使いください。特に夏場の車内や窓辺に放置するのは絶対に避けてください。リチウムイオン電池は高熱になると破裂、発火の可能性があります。

    *通信のできる距離は周囲の状況によって大きく異なります。間にビルや高架など鉄筋の大型構造物、山や丘陵等の自然障害物、高圧送電線や電車の線路などノイズ発生源があると通信できる距離が短くなります。自動車など、移動中の通信でも通話しにくくなることがあります。逆に高い場所(山頂、屋上など)や河川敷や浜辺など障害物がない場所では驚くほど遠くまで通話できることがあります。ビル街などでは建物に電波が反射して、相手の方向とは違う方向にアンテナを向けると通話しやすくなることもあります。また、まれに大気が特殊な状態になるとラジオダクトと呼ばれる現象が発生して数百キロも離れた場所と通話できたり混信を受けたりすることがあります。

    *機能の一部は、レンタル前に業者がチャンネルや一部の機能をプログラミングして、使用制限していることがあります。レンタル機のプログラミング内容については、弊社サービスセンターではなく業者にお尋ねください。

30chのデジタルトランシーバーは82chに拡張してもらえるの?有償で構いません。

  • 弊社ではそのようなサービスは行っておりません。

    デジタル簡易無線を含む無線機器は認証機関から技術基準適合証明を受けなければ使用できません。登録局3Rの82ch(3T)への改造は周波数の拡張という重要なスペックの変更ですから別技適の取得が必要になります。新品で製造するDJ-DPS70EやDR-DPM60Eなどの技適番号とは共用することができません。検査を含む技適取得費用は新品の簡易無線機が何台も買える額で、CSMも取得し直しになりますが、これにも費用と手間が発生します。さらに弊社の手数料を加えると、時間、手間、費用、すべてが非現実的になるためです。

     

【受信機】空線キャンセルが上手く動きません。DCSが正しく動かない事があるようです。地下鉄の長波が受信できません。盗聴発見機能でスキャンが止まりますが盗聴器は仕掛けられていないようです…なぜ?

  • 生産終了機種も含めたFAQです

    ワイドバンドレシーバーは、大変広い範囲の周波数を色々なモードで快適に受信できるよう、多彩な機能を搭載しています。しかし、これらの機能は無線機の性能以外に受信する信号の強度や特徴など様々な要因から、動作しないことがあります。

    *空線キャンセラーは信号のトーン、電界強度などによって動作をしなかったり、キャンセル動作が外れやすくなったりします。アナログのJR鉄道無線は比較的キャンセル動作がさせやすく安定するので、それで動くようなら無線機自体の故障の可能性は低いと考えられます。CTCSSやDCSも送信に使われているトランシーバーの波形、Fズレなどによって動作しなかったり安定しないことがあります。特に最新の受信機はこれらを判定する部品の精度が上がり、送信側が少しズレると正しく判定できないことが起こりがちです。

    *地下鉄で使われている長波は信号が弱く、電車の車体も電波を遮蔽するので窓際に寄らないと電波を拾いにくいことがあります。又、長波の帯域はハンディ受信機の回路から出るノイズの影響を受けやすく、自己妨害が起きることもあります。

    *盗聴発見機能もノイズなどに影響を受けて誤動作することがしばしばあります。レシーバーが見つけることが出来るタイプの音声盗聴器であればスキャンが止まった周波数で必ず盗聴器が実際に拾っている音声を聞くことができます。聞こえてこなければ受信機で復調できない信号か、誤動作です。

【電源機器】DT831Dの液晶ディスプレイ、見る角度によって見えにくかったりムラが見えたりするのはなぜですか?

  • この種の液晶ディスプレイには視野角度があり、全ての角度からまんべんなく見えることはありません。DCDCコンバーターに液晶ディスプレイを採用する際、使用時にどの角度から見られることが一番多いかを検討した結果「上方からメーターを見下ろす」で、これに合わせて視野角を設定しました。このため真正面からメーターをご覧になると、この角度を決定するフィルタ幕の偏光の都合により見えづらかったり表示ムラが見えたりすることがありますが、異常ではありません。少し角度を付けてご覧になれば、くっきりと見えます。生産を終了したDM331Dも角度によっては表示ムラが見えます。
     

【無線機全般】急にノイズが出て、通信、受信ができなくなりました。なぜ?

  • ある日を境に、今まで通話や受信ができていた環境と設定のままで、急に無線機や受信機にノイズが発生するようになった場合、外来の妨害電波が関係することがあります。このようなときはまず、場所や時間を大きく変えて正常に通信、受信ができるかお試しください。

    例えば昼間は大丈夫だが暗くなってきたら強い妨害が出るという場合は照明器具、暑くなったら出るというときは空調機、のようにノイズが出るときに使っている機器をチェックしてノイズ源を特定することができる場合もあります。LED電球やソーラーパネルはAC/DC,DC/AC変換回路が搭載されており、強いノイズを出すことがあります。ほかにもパソコン、蛍光灯、湯沸かし器、モーターやコンプレッサを使う機器なども無線機のノイズ源となります。ノイズが出るようになった時期に、何か電気を使うような機器を導入していれば要チェック、です。ハンディ無線機の場合、グループコード(トーンスケルチ)を設定するとノイズを低減できることがあります。

    固定の無線機にはACラインからのノイズも関係します。洗濯機を回しているとノイズが入るようなケースです。コンセントを変えてみる、ACラインフィルターを試すなどが考えられます。

    最近のハイブリッドや電気自動車などもノイズが発生しやすい環境です。DCラインのノイズ、アースの不良などは対策用のDCラインフィルターや手軽に設置できるアースシート、ボンディング用ケーブルなどがアクセサリーメーカーから発売されています。無線機販売店にご相談ください。

【修理】点検修理の依頼方法と有償時の技術料について教えてください。

  • 【保証期間内点検/販売店や取引のある業者からご購入】

    同じ販売店・業者にご相談ください。特に初期不良の場合、弊社の保証書に記載の内容以上に丁寧な対応をされるケースもあるようです。

    【保証期間内点検/通販や遠方のお店でのご購入】

    製品をお求めになった販売店をご利用になれないときや「メーカーのサポート部門に直接ご相談ください」と案内されたときは弊社サービスセンター(SC)で保証点検を行います。その際は必ず保証書とご購入の日付が証明できる書類のコピー(販売明細、レシート、送り状、注文メールのコピーなど)が必要になります。これらの書類は大切に保管してください。

    【保証対象外の有償修理】

    有償修理の場合はお近くの弊社製品販売店に取り次ぎができるかご相談されることをお勧めします。有償の場合は販売者でなくても取次ぎをしてくださるところが多く、依頼票の記入や発送の手間が省けたり、決済が代引き以外の方法でできるなどメリットがあります。

    【親会社・本社から無線機を支給されてお使いの法人のお客様】

    そちらの窓口にまずご相談ください。窓口の部署が修理依頼を一括で行う、その間の代替え機も常備している、などの事例があります。

    お近くに販売店が無いときは保証の有無を問わず、直接弊社サービスセンターをご利用ください。
    弊社に修理をご依頼になるときは以下の内容にご同意いただいたものとさせていただきますので、必ずお読みください。

    【ご注意】

    受付できないものは全て、運賃着払いでご返送します。
    ・修理代金の決済は宅配業者にお支払い頂く「代引き」のみになります。

    代引きのお支払いができないときは、販売店にご相談ください。
    ・ご依頼が受付可能かどうか、こちらでご確認ください。
    ・生産終了から時間が経過したものは修理サービスをご提供できません。
    ・まだ修理依頼を受け付けている機種でも、ロットによっては修理ができないものがあります。
    初期のロットが旧技適品、現行品とは異なる部品を使っていたがその在庫がなくなった、などが理由です。
    ・2022年11月以降、使えなくなったり、使い続けるには手続きが要る無線機があります。
    電波法の改正で、2007年頃までに製造された(旧スプリアス規格)無線機の使用制限と簡易無線のアナログ停波に関するご注意をこちらに掲載しております。ご存じでなければ必ずお読みください。旧技適品は新品(新技適品)へのお買い換えをお勧めしています。このHPでご紹介している現行製品は全てこの規制の対象外で、安心してお使いいただけます。

    ・「改造」はできません。
    弊社がサービス内容を明示するごく限られた例外を除き、特小無線機のアンテナを違うものに変えるような「改造」は技術基準適合認証に反するなどの理由から、一切お断りしています。

    ・部品は代用品を使用することがあります。
    生産終了品の修理は、弊社の技術員が適切と認め、お客様の不利益にならない範囲で予告なく、保守用に保存している製品から外して流用するもの、弊社工場で再生したユニットや基板、品位を損なわない範囲で色違いや質感が違うものを使用する場合があります。

    ・修理の保証期間は30日です。
    正しくご使用中に同じ箇所が故障した場合や正しく修理できていない場合は、この期間内であれば無償で再修理致します。

    ・修理品のお預かりには期限があります。
    お預かりしてから180日以上経過しても、こちらからのご案内(必ず複数行っています)が届かない、ご連絡がない、連絡はつくがお引き取りいただけない修理品は、SCの判断で廃棄しますので予めご了承ください。修理代、廃棄費用はご請求しませんが、クレームも一切お受けしません。

    ・美観のための部品交換やスペア部品が必要なときは詳しくご連絡ください。
    必ず「前ケース、後ケース、ゴムキー全部、ツマミ全部、アンテナ」のように具体的にご明示ください。修理技術員の主観で美品と判断した部品は交換しませんし、逆に交換した部品がオーナーは交換不要と思っていた、のような誤解が生じるためです。
    ベルトクリップや取り外し式の防水キャップなど意図的に外してお使いになることがあるものは、原則取り付けずに返却します。必要な場合は必ず「新しいクリップを希望」のようにご連絡ください。

    ・他社製品の点検はできません。
    他社製品はこちらが事前にご依頼する特殊なケースを除き、送らないでください。
    お送りいただいても当SCではそれが正常動作品かどうかを確かめることはできません。

    【修理品と同時にお預かりするもの】

    1:有効な保証書(有償修理の場合は不要です)
    保証点検の際は、必ず販売店名と購入日が記載、表示された保証書が必要です。記載が無い保証書は、レシートや発注時の連絡メールのコピーなど、製品名と購入日が証明できる書類と合わせて保管してください。これらのご提示がないと、無条件に有償修理扱いとなります。
    一度事務処理されると事後の返金は致しかねます。保証書に関してご質問がありましたら、必ず事前にご購入の販売店、またはサービスセンターにお尋ねください。

    2:ご依頼のメモ
    下記の必要事項を書いたメモを同梱してください。
    ・ご返送先の氏名・部署名・担当者名
    ・〒番号と住所
    ・SCの営業時間にご担当者につながる電話番号
    ・ご依頼内容(不具合の内容、プログラム更新、メモリーデータ上書き…)

    ※ご返却の宅配便を受け取りやすい時間帯があればお書きください。(例:AM中、一番遅い夜、など)
    ※このメモは修理品にゴムでとめる、封筒に入れる、など分かりやすくしてください。紙が小さい、梱包材と紛らわしい紙を使われる、などは見落とす原因となります。

    ※こちらの依頼書をプリントしてお使いいただくと便利です。
    有償修理依頼票
    保証修理専用修理依頼票

    (お願い)
    ・複数の製品を一緒にお送りになるときは、一台ごとに症状をお書きください。
    ・「この個体と通話ができるように設定してほしい」などで「正常に動いている製品」をお送りになるときはその旨が明確にわかるようご連絡ください。「修理は不要」とご指定になった製品は、明らかな異常が認められない限り、現状のままお返しします。逆にご説明がないときはメンテナンスのご依頼として点検調整の上、技術料をご請求します。他社製品をこの目的でお送り頂いても、対応は致しかねます。
    ・特定の条件でしか発生しない不具合は、そのときの条件や症状をできるだけ具体的にご連絡ください。(例:寒いときだけ、自動車で使った時だけ…など)
    メモ書きでは説明しきれない場合は、電話やメールでも承ります。お問い合わせフォームをご利用ください。
    【お電話による連絡先】
    アルインコ電子サービスセンター
    フリーダイヤル :0120-464-007
    平日(土日、祝日、弊社休業日は除く)
    午前10-12時※
    午後13-17時
    ※お昼休み中は電話をおつなぎできません。

    3:付属品

    *ハンディ機症状によって変わります。
    充電、外部電源端子からの通電が正常であれば充電器、シガーケーブルなど関連アクセサリーは不要です。弊社製の純正付属品、別売オプションはお送りいただければ一緒に点検しますが、製品保証は保証書が付属する無線機本体と別売オプションの一部だけで、純正品でも保証書がない電池やマイクは故障の場合、お買い換えまたは有償修理になります。他社製品のマイクやアンテナは絶対にお送りにならないでください。

    【参考】
    マイク、バッテリー、充電器などアクセサリーが原因の不具合は多いものです。同じ機種を複数お使いなら、ご依頼前に「良品無線機のアクセサリーを不具合無線機につないだら正常に動く」、「不具合無線機のアクセサリーを良品無線機につないだら動かない」のクロスチェックをお勧めします。

    *モービル機:標準付属品のマイクのみで構いません。
    DCケーブルやフロントセパレートケーブルは、不良が疑われる場合を除いてお送りいただく必要はありません。

    【発送に関するお願いとお断り】

    往路の破損事故は運送会社の責に係るものを除き、お客様の自己責任です。
    以下をお読みの上、確実に梱包してお送りください。

    ・発送には修理品のサイズに見合う段ボール箱をお使いください。
    ・製品の化粧箱を発送にお使いにならないでください。

    化粧箱は薄く、運送中耐えられず中の製品までダメージを受けることがあります。
    もし化粧箱で送られても、復路の輸送に耐えられないと判断すると、箱は破棄して別の箱で返送します。
    ・化粧箱を輸送箱に入れてお送りにならないでください。
    化粧箱に修理品を入れ、それを別の段ボールに入れられると余計な運賃が発生する恐れがあり、化粧箱の汚れや破損の原因にもなります。また、送られた化粧箱が汚損しても責は負いかねます。適正なサイズのしっかりした段ボール箱に必要なものだけを入れてお送りください。
    ・必ずクッション材で保護してください。
    箱を振っても内容物が動かないようクッション材で養生してください。クッション材がないときは、新聞紙やチラシを1枚ずつくしゃくしゃに丸めたもので代用できます。
    ・不要なものは送らないでください。
    弊社が依頼したものを除いて、弊社製以外の製品、ストラップなどの飾りは絶対にお送りにならないでください。破損・紛失しても責は負いかねます。ステッカー、デコレーション、ストラップ、ラベルなどは分解、部品交換などで必要がある場合、現状を回復できない状態に破壊、お返しできない状態のものは廃棄します。
    ・過剰包装は運賃が割高になります。
    10台用の無線機ケースに1台だけ修理品を入れて送る、など非合理的な荷姿で10サイズ(3辺の合計が100cm、または質量が10kg)を超える物は、返送時の発送手数料が増額になります。過剰梱包、不要物送付は絶対にしないでください。
    ・到着時の状態と同送品の内容は、弊社が受付データ入力したものを基準とします。
    お送りになる前に何を梱包したか手元に控えておくことをお勧めします。サービスセンターでは受付時、打痕や傷の有無、車載ブラケットの取り付けねじ1本のレベルで付属品の確認をしています。「送ったときはこうじゃなかった」「送ったXXXが返ってこない」とお問い合わせをいただいたら、弊社の入力データと照らし合わせて確認しますが、受付したときの状態や依頼品は、こちらのデータを優先いたしますのでご了承ください。

    【納期について】

    ・一般的な修理は、受け付けから10~14営業日程度です。
    症状が再現しない、特殊部品で入手に時間がかかる、盆暮れのお休みの前で依頼が多いなどの事情から、それ以上のお時間を頂く場合がもございます。
    ・複数台の修理はまとめて一度にご返却します。
    発送手数料は1台でも複数でも同じ「1回の発送」に掛かるため、まとめてお返しするほうがお得になります。ただし多数だと複数日にわたって修理を行うため、全部揃うまでに時間がかかります。台数が増えるほどこの時間が増えるので、例えば10台のメンテナンスの場合でも5台ずつに分けるほうがご返却は早くなります。
    ・夏季・正月休暇、GW前後は納期にご注意ください。
    休暇前にご返送できる納期の情報はこのページの一番下、「お知らせ」に掲載しています。
    ・梱包材はリサイクルしています。
    環境に配慮して、修理品の返却時に使い回しの箱やクッション材を利用しています。
    何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

    【修理品の送り先】
    〒541-0043
    大阪市中央区高麗橋
    (こうらいばし)4-4-9 淀屋橋ダイビル13F
    アルインコ 電子サービスセンター
    TEL:0120-464-007


    ・送り状の備考欄に「修理品」「メモリー上書き」など簡単にお書きいただくと早く受付できます。
    ・保証期間の有無に関わらず、サービスセンターに直接修理品をお送りになる際の往路運賃はお客様のご負担とさせて頂いております。着払いでお送り頂いても受け取りを拒否する場合がございますので予めご了承ください。保証期間内の修理品の復路運賃は弊社が負担いたします。
    ・海外への発送は致しかねます。国内向け製品の保証書は日本国内でのみ有効です。

    【有償修理の価格表、技術料の目安とお見積りについて】

    【修理価格表】2024年4月更新 / 新機種追加 ※従来の価格に変更はありません。
    こちらの修理価格表をご覧ください。電子事業部の、一般向け製品の修理価格を掲載しています。
    一部の製品は定額制を導入しておりますのでご理解ください。
     旧技適機種は修理サービスのご提供を終了しております。

    【有償修理代金の目安】
    下記は弊社の代表的な製品群の修理費用の目安です。但し修理費用をこの範囲で確定するものではありません。記載の価格は部品代を含む税込の修理料金の目安ですが、一部の定額制修理品を除き、往路の運賃と復路の発送手数料は含みません。

    [特定小電力 & デジタル小電力コミュニティトランシーバー]
    ※普及型:6,000~9,000円
    【参考】今般は普及タイプの特小無線機の市場価格が下がり、修理依頼にかかる交通費や運賃も入れるとお買い替えになるほうがコストパフォーマンスに優れる場合がほとんどです。有償修理をご依頼になる前に「DJ-***(機種名)アルインコ」でネット検索、新品の実売価格をお調べになることをお勧めします。
    ※ガイドシステム、超小型:7,000~10,000円(但しラペルトークは定額制)
    ※多機能、同時通話タイプなどハイエンド業務用:8,000~12,000円
    ※DJ-PHM10 ヘルメット専用: 定額制 
    ※DJ-PHM20 ヘルメット専用 :マイク交換など機構部品修理9,000~12,000円
    内部の部品故障は定額制 
    ※ワイヤレス・コール: 定額制 
    ※DR-PM300SE 車載・基地局
    無線部、操作部、マイク、アクセサリー含む一式総点検 18,000円~
    ・無線部のみ (アンテナ、ケーブルコネクター破損など) 15,000円~
    ・操作部のみ (フロントユニットと本体/内蔵スピーカー異常、表示不良など)10,000円~
    ・EMS-924 スタンドマイク (PTTスイッチ/マイク チューブ破損など)6,000円~
    ※デジタル小電力コミュニティ無線 9,000~13,000円

    [簡易無線]
    ※デジタル簡易無線トランシーバー5Wタイプ:14,000~18,000円
    ※同 1Wタイプ:12,000~14,000円

    [受信機]
    ※SSB無し: 7,000~9,000円
    ※SSB有り :8,000~10,000円
    ※DX-R8: 9,000円~20,000円
    ※DJ-X100
    ・フロントケースや液晶交換など手作業が可能な一般修理 14,000~20,000円
    ・基板に実装された部品の交換など手作業できない故障は定額修理制 52,800円
    ・簡易修理 (弊社規定の特定部位の故障:部品・発送手数料別途・防水保証不可)3,500円程度

    [アマチュア無線]
    ※ ハンディ:モノバンド 6,000~12,000円 / マルチバンド 7,000~14,000円
    ※ モービル:モノバンド 8,000~12,000円 / 2バンド 9,000~15,000円
    ※ DX-SR9:10,000~20,000円

    [アクセサリーその他]
    ※ 業務用マイク類、急速充電器など修理可能なアクセサリーは4,000~7,000円程度です。
    ※ 防水スピーカーマイク、Bluetoothマイクは一部定額制を採用し、機種と修理内容により大きく変わります。詳しくは修理価格表をご参照ください。
    ※ 小型拡声器DLS-01も定額制です。但しフロントケース割れの交換程度はアクセサリーの技術料+部品代、発送手数料の一般修理になります。マイクEME-844は新品へのお買い換えです。
    ※ 内蔵電池の交換は電池、技術料、税込み5,500円です(発送手数料別)。電池の交換後、簡易な動作テストだけをしてお返ししています。測定器を通しての点検再調整は行いません。修理と同時にご依頼の時は修理価格+電池の部品代を申し受けます。 防水機の防水性能保証は無くなりますが、通常、電池交換が必要になるころには防水保証期間は終了しています。防水性能保証が必要なときは、別途一般修理技術料+部品代を申し受けます。価格の目安はサービスセンターにお問い合わせください。
    ※ 一般仕様のイヤホンマイクやトリクル充電器・ACアダプター類(販売価格が5,500円程度までのもの)は分解できない構造になっていること、運賃なども考えるとコスト的にもお買い換えのほうが安くなることから、修理は受け付けておりません。

    [電源] すべて定額制
    但しヒューズボックスやメーターの交換など簡易なものは一般修理扱いになり、安くなります。修理価格表をご参照ください。

    【お見積りについて】

    ・お見積り提示額をご覧になった上で修理をお断りになると既定の「見積技術料(キャンセル料)」を申し受けます。
    修理品の受付から返送にかかる事務管理費、見積書発行と連絡の通信費、故障個所の特定に掛かる技術料を含みますが、発送手数料は別途申し受けます。金額は修理価格表をご参照ください。

    ・お見積り後の修理は通常よりも時間が掛かります。
    一旦特定した故障個所をその場で直せず、技術料の連絡や修理可否の返事を待つ時間が余分に掛かるためです。修理価格が気になる場合は、上記の目安金額の上限を参考に、例えば「税込み10,000円以上になるときだけ見積りの連絡をください。」とご連絡ください。指定金額以下ならすぐに修理できます。
    特にお見積り指定が無くても、高額な修理になる場合はご連絡を差し上げています。このときも、修理をお断りになると見積技術料を申し受けますのでご了承ください。

    ・定額修理対象品は、個人のお客様へのお見積りは原則致しません。
    上限金額が明確なのでお見積りの必要はありません。法人の稟議目的など特殊な事情が無い限り、定額修理品の見積依頼は承っておりません。

    重過失起因と旧技適製品の修理について】

    ・水没・塩害・落下・衝撃・雷撃・電池の液漏れなどで修理不能と技術員が判断したものは、現状のまま無償でお返しします。
    仮に動作するところまで修理ができても製品寿命が極端に短くなる、部品代と技術料を含めれば製品をお買い換えになるほうが安く上がる、などが理由です。直接サービスセンターにお送りになったものは運賃着払いにてご返送します。

    ・修理不能品の廃棄は無償で承りますが、事前に弊社がご用意する「廃棄同意書」に署名して頂きます。

    【プライバシーポリシーについて】

    個人情報は弊社のプライバシーポリシーに基づき管理しており、送り状控えなどは守秘義務契約のある業者が処分しています。

【サービス】ファームウエアの更新について教えてください。

  • ファームウエア(無線機器を動かすためのプログラム)の更新は機種を問わず、製品として成立しない様な不具合の修正、または使用者にとって有益な機能を実装した時でない限り、更新したことやその内容を開示することはしていません。ファームウエアのバージョンが違うものは不具合の修正や機能の追加が有ったと思われがちですが、弊社の場合、例えば工場の自動検査仕様の変更など、機能とは関係のないものも連番管理しています。このため番号が上でも機能面は何も変わらないものが多数存在します。

    受信機やアマチュア無線機のようなホビー製品は更新の実行プログラムをHPに公開したり、ご要望に応じてメール配信することがありますが、特小無線や簡易無線のような業務用機のプログラムは配布しておりません。業務機は販売店が顧客のニーズに合った設定を多数の個体にプログラムしてから納品するため、使用者が興味本位で変更すると通信不良が起きたり、書き込み失敗でフリーズして通信障害の原因になるためです。また必要がないため、古いバージョンのファームウエアは業務、ホビー向けを問わずご要望があってもお出ししていません。なお点検でお預かりしたものは必要に応じて更新してお返ししています。

    戸別受信機のEMG、特小無線のリモコン項目追加のような、業務用途や新しいシステムに対応させるための変更は有償です。システム導入時に販売店にご相談いただくか、弊社サービスセンターをご利用ください。
    [有償更新時の技術料]
    *価格:技術料4,000円+復路運賃込み返送手数料1,200円+税10%=5,720円/台
    *お支払:代引きのみとなります。他の決済方法をご希望でしたら無線機販社・販売店にご相談ください。

    弊社HPで無償配布しているプログラムは、サービスセンターでの更新も無償ですが、運賃往復実費はご負担いただいております。
    [有償・無償共通 ご依頼方法]
    *納期:輸送期間を除いて7営業日程度です。お急ぎの時はあらかじめサービスセンターにご相談ください。
    *ご依頼方法:
    返却先のご住所、お名前、平日の昼間に連絡が取れる電話番号、「プログラム更新希望」を明記したメモ書きを添えて、以下の宛先に運賃元払いでお送りください。
    ・着払いの料金をドライバーにお支払いいただきます。受け取りやすい時間帯や曜日についてご希望があれば、合わせてお書き添えください。
    ・このメモが無いと修理品と間違って受付されるなどトラブルのもとになります。梱包材に紛れないよう、できればメモをゴムバンドで本体に巻く、ナイロン袋に無線機と一緒に入れて梱包するなどご配慮ください。
    *梱包について:
    ・電池、アンテナ、充電器、マイク類など付属品は一切不要です。無線機本体だけをお送りください。
    ・丸めた新聞紙でもよいので必ず梱包材を使って本体を保護してください。梱包の不備で起きた故障は保証に関係なく有償修理になります。
    ・製品の化粧箱は薄く、輸送に向きません。任意のもので良いので、必ず段ボール箱をお使いください。
    ・お預かりした製品に異常が見つかったら、ご連絡を差し上げたうえで一般修理に切り替えます。

    【送り先】
    〒541-0043
    大阪市中央区高麗橋4-4-9
    淀屋橋ダイビル 13F
    アルインコ電子サービスセンター
    TEL:06-7636-2366
    送り状備考欄に必ず「プログラム更新」と記載してください。

【ハム】DJ-G7、1200MHzで運用すると送信音にハムが乗ります。故障ですか?

  • 蛍光灯や交流を使用する機器の近くで、ホイップアンテナを使ってハイパワーで運用すると、このようなRFの回り込み現象が起こることがあります。ノイズ源から離れる、外部アンテナを使用する、ローパワー運用をするなどで消えたり軽減したりすれば異常ではありません。また、同様に1200MHz帯の運用時、ジャックの防水キャップや電池パックのヒンジ金属部分、アンテナの付け根などを指で触るとノイズが乗ることがあります。

【無線機全般】外部マイクでVOX、PTTホールド、コールバックが使えません。故障ですか?

  • スピーカーマイクはイヤホンマイクとは回路が異なるため、PTTホールド、コールバック(イヤホンジャック使用時も含む)、VOXは使えません。また同時通話にも対応しません。

    イヤホンマイクやヘッドセットでこれらの機能が使えないとお問い合わせを頂くのは、他社製品をお使いのケースです。サードパーティ製のマイクはPTTボタンを使った通話はできますが、VOXその他の機能は回路が異なるので対応しません。

    弊社純正マイク類には必ずALINCOのロゴとEME,EMSから始まる品番が印字されています。
    ・同時通話ほかの機能に対応するマイクには、品番の末尾にAを付けています。(例:EME-29A、EME-64A)
    ・Aがないものは対応しません。(例:EMS-59,EMS-71)

【無線機全般】実用を始めたら通話実験したときより通話エリアが狭くなりました。どうして?

  • 実験の時にマイク類は使わず、無線機を手に持っておられませんでしたか?導入後はマイク類を付けて、ベルトに止めたり、ポケットに入れたりしてお使いではありませんか?もしそうであれば、無線機を体に近いところに装着し、アンテナが低く、人体に近くなったことが原因です。アンテナはなるべく高く、開放空間にあるほうが通話距離にメリットがあります。人体は結構大きな電波障害物で、特に微弱な電波の特小やデジコミ無線では大きな影響があります。売り場にお客様が増えると通話しにくくなる、はよく聞くお話です。

    ・通話しにくいときは無線機を体から離して手で持ち、通話相手のいる方向に向いてください。
    ・アンテナは傾けず、なるべく垂直を保って人体に接触させないでください。
    ・導入前に実験されるときは、なるべく実用時に近い条件で行ってください。例えば昼間実験したときは良かったのに、夜になったら通話できない…は夜間シャッターや防火壁を閉める、近隣のお店でインカムを使い始める…というようなときに起こりがちです。照明や電気製品もできるだけ実用状態にしてお試しください。すべての電気製品はノイズの原因になり得ます。

【デジタル消防救急受令機】消防団員・病院関係者ですが、デジタル受令機を買うことはできますか?値段を教えてください。

  • いいえ、たとえ消防団員、病院関係者といえども管轄する自治体の担当部署を経由しないと受令機はお買い求めいただくことができません。

    デジタル消防救急無線は現行のアナログ方式とは全く異なる運用がなされており、各自治体がピンポイントに指定するチャンネルだけが受信できる仕様であるため、ダイヤルを回して周波数を任意に合わせることもできません。

    デジタル消防救急無線受令機の技術的・営業的なお問い合わせには、自治体のご担当者と特定の資格が有る業務無線機器取扱業者様以外、お答えしておりません。消防団で受令機の導入を考えている、というお電話を頂いても「管轄の自治体担当窓口にご相談ください。」とお答えしております。何卒、悪しからず事情ご高察ください。